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松下、初のメモリー記録方式HDカムコーダー

» 2005年04月18日 20時26分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は、米ラスベガスで開催中の「NAB 2005」で半導体にHD信号を記録するカムコーダー「AG-HVX200」を発表した。2005年秋に発売する予定で、米国での価格は5955ドル。国内価格は未定だ。

photo 「AG-HVX200」。P2カードスロットは2基あり、ホットスワップも可能

 AG-HVX200は、HD対応プログレッシブ方式3CCDとライカディコマ―広角ズームレンズを搭載したプロ&セミプロ向けハンディカメラレコーダー。放送用機器に使われるDVCPRO HD方式に対応し、1080i/720pのハイビジョン録画が可能になっている。記録にはSDカード技術を応用した放送機器用の半導体メモリ「P2カード」を使用し、ランダムアクセス、ホットスワップ、サムネイル表示などの機能も実現した。

 また、ハンディカメラとして世界で初めてHD 24p撮影に対応したのも特徴。P2カードには1080 60i/30p/24p、720 60p/30p/24p撮影が可能で、8GバイトのP2カードの場合、カード一枚あたりDVCPRO/DVで約32分、DVCPRO 50で約16分、1080/60iもしくは720/60pで約8分間を記録できる。また、DVCPRO 50/DVCPRO/DVによる480i収録にも対応。ミニDVテープ記録もサポートした。音声は非圧縮48kHz/16ビットデジタルオーディオとなり、最大4チャンネル(外部入力2チャンネル)。

 インタフェース類は、IEEE 1394、USB2.0のほか、D4端子、コンポジット入/出力(切り替え)、Sビデオ入/出力(切り替え)など。音声フォノ入/出力〈切り替え〉、ヘッドフォン端子、XLR音声端子×2といったプロ向け仕様のインタフェースも備えている。

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