エプソン、液プロデバイス新工場が本格稼働

[ITmedia]

　セイコーエプソンは、北海道千歳市に新設した高温ポリシリコンTFT液晶パネル（HTPS）工場「千歳事業所」で、300ミリ（12インチ）ウエハーによるHTPS製造ラインの本格稼動をこのほど開始し、4月19日に出荷を始めた。

　HTPSは、液晶フロントプロジェクターや液晶リアプロジェクションテレビなどに使われる表示デバイス。300ミリウエハーによるHTPS製造は同社初。

　新工場の月産能力は2000枚だが、市場動向に合わせて順次増強する。新工場と、長野県の諏訪南事業所の200ミリ（8インチ）ウエハーラインを合わせ、旺盛な需要に対応するとしている。