マクニカとマーキュリーシステムは4月19日、通常の映像を3D映像にリアルタイム変換できるセットトップボックス「3D MAVE」(スリーディ メイブ)を発表した。昨年10月の「CEATEC JAPAN 2004」で技術発表したもの。当初は業務用として発売するが、コンシューマー向けの製品開発も検討していくという。
「3D MAVE」。当初は業務用のため、30万円と高価だ。4月26日発売
3D MAVEの特徴は、あらかじめ専用コンテンツを作る必要がないことだ。ビデオやDVDなどのNTSCソースがあれば、STBが毎秒30フレームのスピードでフォーマット変換を行い、テレビやPC用ディスプレイに出力できる。いわゆる“赤青メガネ”を使うアナグリフ、偏光メガネやシャッターを用いるODD-EVEN、2台のプロジェクターを使用するFULL-LRなどに対応しており、STBとメガネさえあれば、立体的な映像を楽しめる。また、シャープや三洋電機の3D対応モニターへの出力もサポートしているため、裸眼立体視も可能だ。
2つめは、マーキュリーのアルゴリズムを毎秒30フレームの処理速度で実行できるASIC(特定用途向けIC)。マクニカのブリリアントテクノロジーカンパニーが手がけ、画像処理エンジン「Mercury 3D Technologies」と名付けている。チップ化により、量産時にはコストダウンが見込めるほか、将来的にはテレビやプロジェクターといった映像出力機器への搭載も期待できるはずだ。