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パイオニア、DVD-R DLにも対応したVHS一体型レコーダー

» 2005年04月26日 18時57分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは、同社初のVHSデッキ一体型HDD/DVDレコーダー「DVR-RT7H」を発表、6月下旬より発売する。価格はオープンだが、市場想定価格は8万5000円前後の見込み。VHSテープをワンタッチでDVDへダビングできる「おまかせ自動ダビング」ボタンを備えている。

photo DVR-RT7H

 3月末に発表された「DVR-530H」「DVR-555H」と同じく、片面二層のDVD-Rディスク“DVD-R DL(Dual Layer)”に対応した。DVDは7種類、HDDは8種類、VHSは2種類という多彩な記録モードを持ち、DVDならば最大24時間(2層ディスク使用時)、HDD(200Gバイト)には最長約569時間の録画が行える。HDD録画については最高画質モードとして15Mbpsでの録画を行う「XP+」モードも備える。

DVD記録モード 記録時間(1層ディスク) 記録時間(2層ディスク)
XP 約1時間 約1.8時間
SP 約2時間 約3.5時間
LP 約4時間 約7.1時間
EP 約6時間 約10.7時間
SLP 約8時間 約14.3時間
SMP 約10時間 約17.9時間
MN 約1〜13.5時間 約1〜24時間

 「おまかせ自動ダビング」ボタンを押せば、「VHSテープの早戻し、収録時間の計測、最適録画モードの選択、ダビング、ディスクのファイナライズ(ビデオモードのみ)」が全自動で行われる。DVD-R/RWはもちろん、DVD-R DLでも全自動でのダビングが可能だ。

 また、ビデオのVISS信号を検知し、ダビング時にタイトルあるいはチャプターを分割する「VHS頭出しダビング」や、VHS/DVD/HDDを組み合わせた「6Wayダビング」など、多彩なダビング機能を備える。

 操作インタフェースにも「DVR-530H」「DVR-555H」と同じく、同社と東京大学先端科学技術研究センターが共同開発した新UIが搭載されているほか、EPGには自動録画機能「気がきく!録画辞典」・「野球延長対応」・「連ドラ延長」に加え、新番組が検索できる「新番組検索」と、好きなジャンルを選ぶだけ好みの番組を探し出せる「おまかせ検索」機能が搭載されている。

 チューナーは地上アナログ(CATV 13〜63ch含む)で、ドライブには同社製DVD-R書き込み12倍/DVD-RW書き換え6倍ドライブを搭載。HDD録画の際に動画情報を解析し、HDD→DVDダビング時にビットレートを適切に配分する「2パスプロダビング」も備えており、最大100倍速という高速ダビングが可能になったという。

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