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カー用品店のカーエレクトロニクス販売が鈍化傾向

» 2005年04月26日 21時37分 公開
[ITmedia]

 矢野経済研究所は4月26日、「2005年版カー用品産業白書」を発表した。同レポートは、カー用品産業を主要10分野に分類し、分野別に市場動向を分析した。

 これによると、カーナビや盗難防止装置、ETC車載器などのカーエレクトロニクス製品は新規需要が見込め、出荷規模も年々拡大している。その一方で、製品が自動車メーカー・ディーラーの標準採用・純正オプション化の対象になっており、カー用品店での販売は鈍化傾向にあるという。

 なお、国内カー用品全体の出荷市場規模は、2003年が1兆1481億円(前年比97.0%)。2004年は1兆1519億円(同100.3%)が見込まれると共に、2005年は1兆1633億円(同101.0%)の予測。乗用車保有台数の伸び率鈍化に伴い、潜在的なカー用品店ユーザーの母数も減少しており、市場の大きな成長は難しいようだ。

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