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パイオニア、営業益9割減 増収も最終赤字

» 2005年04月27日 22時22分 公開
[ITmedia]

 パイオニアが4月27日発表した2005年3月期連結決算は、売上高は7336億4800万円と前期より4.7%増えたが、デジタル家電の価格下落が激しく、営業利益は前期比94.5%減の25億9200円に落ち込んだ。税引き前利益は1億8700万円の損失、純利益は87億8900万円の損失と、最終赤字に転落した。

 PDPの生産がOEMを中心に大幅に拡大したほか、海外でDVDレコーダーの売り上げが伸びた。しかしプラズマテレビやDVDレコーダーの価格競争激化で原価率が悪化した。一部の生産設備の減損や、北米のCATV事業撤退の損失計上なども影響し、大幅な純損失となった。

 今期は、家庭用プラズマテレビ市場が本格拡大して損益が改善するほか、DVDレコーダーの損失が縮小する見込み。売上高8100億円(前期比10.4%増)、営業利益80億円(同208%増)、税引き前利益75億円、純利益10億円と予測している。

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