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ケンウッド、コンポとも連動するデジタルアンプ搭載HDDプレーヤー(2/2 ページ)

» 2005年06月06日 18時10分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
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 本体前面には2.2インチ(QVGA)のカラー液晶を備える。曲名やアーティスト名の表示を行えることはもちろん、PCから好みの画像を転送してジャケット画面として表示させることもできる。再生可能なファイルフォーマットはMP3/WMA/WAVで、Windows DRMにも対応している。

photo 再生中の画面。ジャケット写真を拡大表示(左)することもできる
photo 白(HAKU)、墨(BOKU)、闇(YAMI)と3つの画面テーマが用意されている。写真は左が白(HAKU)、右が墨(BOKU)

 操作は液晶下部のタッチパットから行う。パッドは静電式ではなく、操作感がダイレクトに伝わるクリックキー方式が採用されており、携帯電話のような感覚で操作が行える。タッチパッドの上下キーは軽く押し込むとゆっくりスクロール、強く押し込むと早くスクロールするようになっており、大量の曲をHDDに収納しても素早い検索が行える。

 製品マニュアルおよび音楽データの転送・管理を行うアプリケーション「Kenwood Media Application」は本体のHDDに収納されており、PCと接続すると自動的にインストールされる。同ソフトは著作権管理保護が施された楽曲ファイルを転送することはできず、その際にはWMP9/10を使用する。

photo Kenwood Media Application

 同社製ミニコンポ「ES-A5MD」との接続も可能で、接続時にはコンポ側のボタン、あるいはリモコンで本製品に対して「再生/一時停止」「曲の早送り/早戻し」「フォルダ移動」などの操作が行える。接続には別売のケーブル「PNC-150」(7月発売予定)が必要で、用意されるもうひとつの接続ケーブル「CA-C2AX」を利用すれば、同社製カーオーディオとの接続も可能となっている。

photo ミニコンポ「ES-A5MD」との接続

 「ミニコンポなど家庭用オーディオ製品と接続可能にすることで、(PCを介しない)オーディオとしてのひとつの閉じた世界を作りたい。他社製品と接続した際にも、連携がとれる形を展望している」(同社代表取締役兼CEO 河原春郎氏)

 本体サイズは61(幅)×104(高さ)×17(奥行き)ミリ、約140グラム。電源には内蔵リチウムイオン充電池を使用し、約2時間半の充電(USB充電時には5時間)で約24時間の連続再生が可能だ。

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