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“炭がま”と高温スチームで調理するオーブンレンジ〜三菱電機

» 2005年06月20日 22時40分 公開
[ITmedia]

 三菱電機は6月20日、オーブンレンジの新製品「RO-B1C」を発表した。ヒーターとレンジの“ハイブリッド加熱”に、遠赤外線を使って焼き上げる「炭がま焼き」機能と、300度のスチームで焼く「300℃ハイブリッドスチーム焼き」を追加した。価格は8万1900円。発売は7月21日。

photo 三菱のオーブンレンジ「RO-B1C」

 遠赤外線を豊富に放出する“炭”(カーボンブラック)を庫内壁面にコーティング。カーボンブラックは遠赤外線放射率が約90%と高く、庫内の遠赤外線放出量が従来より約25%増えるという。この「炭がま焼き」機能を使い、食品の表面を素早く焼き固めることで、たとえばローストチキンなら表面が“ぱりぱり”、内部はジューシーに焼き上がるという。

 一方の「300℃ハイブリッドスチーム焼き」は、角皿に入れた水をヒーターとレンジで同時加熱し、発生した蒸気を庫内の上面/下面ヒーターでさらに加熱することで約300度の高温スチームにするというもの。このスチームがコンベクションファン(対流させるためのファン)で庫内に行き渡り、食品の表面で凝縮して水になる。その際、発生する“凝縮熱”が食材の表面を素早く焼き固めるという。

 またドアに使用するパンチングメタルにも一工夫。穴の形状を変えることで、マイクロ波の遮断率を維持したまま、穴の面積を約35%大きくした。庫内照明の明るさを約10%向上したことと合わせ、調理中の庫内視認性が向上しているという。

 電子レンジの出力は100/200/500/600/1000ワット相当の切り換えが可能。オーブンのヒーター出力は1390ワット。ハイブリッド加熱時の消費電力は1430ワットとなる。

 外形寸法は420(最大幅)×315(奥行き)×245(高さ)ミリ。重量は21キロ。セラミック深角皿、つゆ受け、角網、ミトンなどが付属する。

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