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新「AVeL リンクプレーヤー」のDLNA/DRM対応機能を試すレビュー(1/4 ページ)

» 2005年06月29日 23時15分 公開
[竹内亮介,ITmedia]

 家庭内のネットワークを通じ、PCに保存した各種メディアファイルを再生できるネットワークプレイヤー。アイ・オー・データ機器の「AVeL リンクプレーヤー」シリーズは、その草分けとも言ってもよい存在だ。

 シリーズを重ねるごとに機能性を向上しているが、6月8日に発表された新モデル(AVLP2/DVDG-2、AVLP2/DVDLJ-2)での目玉は、各種PC用メディアサーバソフトとの連携と、DRMで保護されたビデオコンテンツの再生に対応したことだ。

photo AVLP2/DVDG-2

 本稿ではAVLP2/DVDG-2を利用して、製品付属のソフトも含めて、市販されている各種サーバソフトとの連携機能をメインに、その対応状況と再生機能についてチェックしていきたい。

各種メディアファイルに対応、出力端子は豊富

 まずはカンタンにAVLP2/DVDG-2の機能について紹介していこう。対応フォーマットは、動画がMPEG-1/2、DivX、XviD、WMV、音楽がMP3、WMA、PCMなど。画像がJPEG、BMP、GIF、PNGなどで、このあたりは従来モデルと変わっていない。画像の出力端子はコンポジット、S端子、D4端子、そしてDVIと一通り揃っており、D3やD4といった高解像度に対応する入力端子を装備したテレビを所有しているのであれば、ビデオや静止画を解像度の高い精細な画面で楽しむことが可能だ。

photo AVLP2/DVDG-2の背面端子

 メニュー画面を高解像度で表示するオプションも用意されている。このオプションを有効にすると、標準状態よりも文字が小さく表示されるようになり、より数多くのメディアファイルやサーバを1画面に表示できるようになる。

 ユーザーインタフェースも単純で分かりやすい。基本的には上下左右の方向ボタン、そして「決定」ボタンと「戻る」ボタンのみで操作が行える。DVDプレイヤー機能付きなので、本体の奥行きと幅はそれなりにあるものの、薄型なので設置場所に困ると言うことはないと思う。

4種類のサーバソフトで接続試験

 ここからは付属するサーバソフト「AVeL Link Server」も含めて、各種のPC用サーバソフトと本製品との接続/利用の実験をしてみたい。用意したのは、ソニーの「VAIO Media」、デジオンの「DiXiM Media Server」、マイクロソフトの「Windows Media Connect」、それに「AVeL Link Server」の4本だ。

 検証用として用意したメディアファイルは、動画がMPEG-2(4:3、16:9)、DivX 5.21(4:3、16:9)、WMV9(4:3、16:9)、音楽がMP3(128kbps CBR)、WMA(128kbps CBR)、静止画がJPEG、BMP、PNGだ。

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