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シンプルに聴き、オシャレに着飾る――クリエイティブ「Zen Neeon」レビュー(1/3 ページ)

» 2005年07月01日 12時49分 公開
[小山安博,ITmedia]

 数多くのポータブルプレイヤーをリリースしてきたクリエイティブメディアから、小型軽量のHDDプレイヤー「Zen Neeon」が発売された。iPod Miniをはじめ、ライバルも多い1インチ/5GバイトのHDDを搭載した製品だが、携帯電話のように外観を“着せかえ”できるのが最大の特徴で、音楽とファッションのトータルコーディネートを楽しめる。

photo “着せかえ”前のZen Neeon。シンプルなピアノブラックの外観

“シンプル”も“ハデ”も着せかえシールで自由自在

 一見すると、外観はシンプルの一言に尽きる。128×64ピクセルの液晶が搭載され、液晶以外はロゴが配置されているだけだ。前面にはピアノブラックの塗装が施されているが、塗装には光沢があり高級感を演出している。

photo 手のひらにすっぽりと収まる小型軽量。軽量なために手にしたときの質感にはかけるきらいがあるが、表面の処理は高級感にあふれている

 前面はピアノブラックのシンプルな塗装だが、背面は10色のカラーバリエーションが用意されている。カラーはパープル/ダークブルー/ブルー/グリーン/イエロー/オレンジ/レッド/ピンク/シルバー/ブロンズの10色で、そのうちダークブルー/イエロー/ピンク/ブロンズの4色は直販サイト「クリエイティブオンライン」のみの販売だ。

 外見上の最大の特徴となるのが「Creative Stik-Onスキン」の採用だ。これは、ボディ前面に貼り付けることで携帯電話のような“着せかえ”を可能にするシールで、貼り付けるだけで見た目をがらりと変えることができる。

 付属するスタンダードスキンは、かなり派手な柄で、若者向けのデザインだろう。Stik-Onのデザインは全体的に極彩色で、晴れやかな気分の時にはいいが、モノトーン系の落ち着いたデザインももう少し欲しかった。ただ、簡単に貼ってはがせるので、ちょっと個性的なプレイヤーが欲しい、という人には最適だろう。携帯電話の着せかえパネルではさまざまなデザイナーを起用するなどの試みが行われているが、同じような取り組みがあると面白そうだ。

photo Stik-Onの一部。面白い試みだが、シールというのは多少貼るのに手間がかかる。ただ、うまく貼れると気分がいい

 個性的といえば、液晶には7色のバックライトを備えており、起動時に各色が明滅するほか、利用時のバックライトカラーを自由に選べるのもおもしろい。Stik-Onのデザインに合わせるなど、トータルコーディネートを考えてカラーを選ぶといいだろう。

photo バックライトのカラーは7色から選択可能。左はグリーン、右はバイオレット

シンプルな操作性――“戻る”ボタンがあればさらに快適

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