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デノン、コンポサイズのAVアンプ2機種を発売

» 2005年08月08日 18時47分 公開
[ITmedia]

 デノンは8月8日、AVアンプの新製品「AVC-1920」と「AVC-1620」を発表した。コンポサイズのエントリーモデルながら、上位モデルに採用した32ビットフローティングタイプDSPを採用するなど機能強化を図っている。価格は、AVC-1920が7万8750円(8月中旬発売)、AVC-1620は5万2500円(9月中旬発売予定)。

photo プレミアムシルバーのアルミフロントパネルを採用した「AVC-1920」
製品名 AVC-1920 AVC-1620
価格 7万8750円 5万2500円
発売時期 8月中旬 9月中旬

AVC-1920

 上位モデルの「AVC-1920」は、最大出力150ワット(6オーム、EIAJ)の完全ディスクリート構成7chパワーアンプを搭載する。また32bitフローティングポイントタイプDSP(第三世代SHARC)は24bit/96KHzの信号入力に対応。サラウンドフォーマットはDTS-ES、DTS96/24、DTS Neo:6、DTS、Dolby Digital EX、Dolby Digital、Dolby Pro Logic IIx、AACをサポートする。

photo AVC-1920の内部。アルミ押出し材の大型ヒートシンクを採用して振動や放熱をコントロール。映像回路への電源は独立したトランス巻き線より供給し、オーディオ回路へ与える影響を抑えた

 スピーカーの初期設定を自動的に行う「オートセットアップ」と「ルームEQ」(ルームイコライザー)も備えた。オートセットアップは、付属のマイクによってリスニングルームや組み合わせるスピーカーの特性に合わせた調整が行えるというもの。付属の専用マイクを本体フロントパネルに差し込むだけで自動的にオートセットアップのスタンバイ状態になり、約3分間で測定が終了する。メニューを呼び出すなどの煩雑な作業を伴わない手軽さも特徴だ。

 一方のルームEQは、オートセットアップの測定データをもとに音響特性を自動調節するもの。8バンドグラフィックイコライザーを使ったマニュアル設定も可能で、設定はそれぞれのサラウンドモードに割り当てて保存できる。

 S映像やコンポジット映像入力端子に接続した信号をアップコンバートしてD映像端子からモニターテレビへ出力することができるアップコンバージョン機能も搭載した。ビデオ入力は、D4端子3系統、S端子5系統、コンポジット5系統。ビデオ入力はD4端子1系統、S端子3系統、コンポジット3系統。Sビデオ入力した映像をコンポジット信号へ変換するダウンコンバージョンも可能だ。

photo AVC-1920の背面端子群

 オーディオ入力は、アナログ9系統、6chアナログ入力1系統、光デジタル4系統、同軸デジタル2系統。オーディオ出力は、レックアウト3系統、8chプリアウト1系統、光デジタルアウト1系統となっている。

 外形寸法は、434(幅)×171(高さ)×417(奥行き)ミリ。重量は11.3キロ。ボディカラーはブレミアムシルバーのみ。

AVC-1620

 完全ディスクリート構成の7chパワーアンプと32bitフローティングポイントタイプDSP(第三世代SHARC)を搭載した下位モデル。各chの出力は最大135ワット(6オーム、EIAJ)。「ルームEQ」は採用していないが、オートセットアップ機能を搭載した。サラウンドフォーマットは、上位モデル同様、DTS-ES、DTS96/24、DTS Neo:6、DTS、Dolby Digital EX、Dolby Digital、Dolby Pro Logic IIx、AACをサポートする。

photo AVC-1620

 オーディオ入力は、2chアナログ8系統、6chアナログ入力1系統、光デジタル2系統、同軸デジタル2系統。出力はレックアウト2系統、8chプリアウト1系統、光デジタルアウト1系統。

 ビデオ入力は、コンポジット4系統、S端子3系統、D4端子3系統。出力はコンポジット2系統、S端子2系統、D4端子1系統。コンポジット映像入力端子またはS映像入力端子に接続した信号を相互に変換する機能を持つ。

photo AVC-1620の背面端子群

 外形寸法は、434(幅)×147(高さ)×417(奥行き)ミリ。重量は11.3キロ。ボディカラーは同じくプレミアムシルバーのみ。

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