パイオニア、HDMI 1.1搭載のユニバーサルプレーヤー

[ITmedia]

　パイオニアは8月12日、ユニバーサルプレーヤーの新製品として「DV-AX5AVi」を11月上旬より販売すると発表した。価格は21万円。

DV-AX5AVi

　新製品はHDMI端子のほか、同社独自の高画質化回路「VQE（Video Quality Enhancer）9」や画素変換IC「Two-Dimension Resolution Expander」を搭載したユニバーサルプレーヤー。VQE9の搭載によって、デジタル映像信号をすべての処理段階で10ビット処理することが可能になり、繊細で美しい映像を映し出すという。

　HDMIは最新のVer1.1を採用しており、映像信号だけでなく、DTS／ドルビーデジタルからマルチチャンネル収録のDVDオーディオの音声伝送まで行えるようになった。また、i.Linkも備えており、DVD-AudioやSACDなどからのデジタル音声信号もダイレクトに伝送できる。

　不要な振動を抑制する「トリプルレイヤードシャーシ」を採用したほか、スタビライジングプレートを厚くすることで剛性を高めるとともに筐体の安定性を高めた。また、DVDドライブをシャーシに直接固定することによって、低重心化もはかられている。インシュレーターはTAOCのハイカーボン鋳鉄製が使用されている。

　SACD、DVDビデオ/オーディオ、DVD-RW（ビデオモード）、DVD-R DL（ビデオモード）、ビデオCD、SVCD、オーディオCD、CD-R/CD-RW、ピクチャーCDに対応し、CD-R/RWメディアに記録したMP3やJPEGファイルの再生もサポートしている。

　映像出力として、HDMIとD1/D2、コンポーネント各1系統のほか、S映像×2系統、コンポジット×2系統を装備する。音声出力は、アナログ2ch／5.1chと光／同軸のデジタル出力を各1系統備える。サイズは420（幅）×340（奥行き）×117（高さ）ミリで、重さは約10キロ。