東芝は8月18日、同社のDVDレコーダー「RDシリーズ」の最新モデルに搭載された「おすすめサービス」を利用して「番組宣伝・情報提供サービス」のトライアルを開始した。予約録画の情報などをもとにして、広告情報をDVDレコーダーに送信。「ユーザーの嗜好に合わせた情報提供が可能になる」という。
「おすすめサービス」は、最新モデルの「RD-XS37/XS57」で利用できるネットワークサービスだ。電子番組表「DEPG」利用者の録画予約データを同社のサーバで集計し、放送が行われる前にオススメ番組を告知する仕組み。現在は、ジャンルや時間帯別の「予約ランキング」のほか、ユーザーの嗜好(番組予約の傾向)を学習して番組を推薦する「あなたのおすすめ」、好みが似ているグループを分析して番組を推薦する「みんなからのおすすめ」という3種類の“おすすめ”が用意されている。
今回のトライアルは、「おすすめサービス」のメニューに「とっておき広場」を新設。ここに番組宣伝や情報を掲載するというスタイルだ。第1弾として、バンダイチャンネルがGyaOで実施する「交響詩篇エウレカセブン」の無料VOD配信イベントに関する情報。RD-XS37/XS57でアニメ関連の予約録画を行ったユーザーに配信している。また、「おすすめサービス」と連携するテレビ番組情報サイト「テレビサーフ」でも告知キャンペーンを実施する。
東芝では、「今回はアニメーション番組に興味を持っているユーザーを対象として、関連イベント情報を提供するなどユーザーにとって楽しみの増える情報提供を実施するが、今後は特定条件に該当するユーザーに対して番組宣伝を含めたさまざまな告知サービスを実施する予定だ」(東芝iバリュークリエーション事業部)としている。
なお、本格サービスへの移行時期など詳細については未定。「ユーザーの反応を見ながら検討していきたい」と話していた。
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