三洋電機は8月23日、薄型テレビ「CAPUJO」シリーズに42V型PDP「PDP-42HD6」と、37V型液晶テレビ「LCD-37HD6」を追加した。LCD-37HD6には、同社初のフルHD対応パネルを採用。新しい高画質化回路「VIZONエンジンHD」など、画質面に注力したラインアップだ。
型番 | PDP-42HD2 | LCD-37HD6 |
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画面サイズ | 42V型 | 37V型 |
価格 | 59万3250円 | 55万6500円 |
発売日 | 10月21日☆2☆ | |
両モデルとも本体カラーはシルバー。デザインは直線を基調としているが、やはりグエナエル・ニコラ氏が手がけた。また、オプションとして専用スタンド(システムラック)「TD-WHD6」をラインアップにくわえた。
新しい高画質化回路「VIZONエンジンHD」は、従来の「VIZONエンジンIII」に4つの機能を付加したもの。たとえば「ブラックシャープネス」は、映像の境界部にある黒を面積に応じて強調し、輪郭のくっきりした映像を再現する。また、「モスキートノイズリダクション」は、MPEG特有の“ざわざわ”としたデジタルノイズ(モスキートノイズ)を低減。そして「マルチディレクショナルエンハンサー」は、画像の周辺画素のレベルに応じて斜めの画素情報を補い、映像の先鋭感を向上させるという。
「コントラストブースター」は、2750億通りものガンマカーブから映像の特長に応じた最適なカーブを算出し、コントラストを強調する機能だ。「映像の明るさ情報を収集・解析し、制御を行う新アルゴリズムを開発した。たとえば暗くてよく見えないようなシーンでも、ガンマ値を変えてハッキリとした映像を映し出す」(同社国内テレビビジネスユニット商品企画グループの川本準マネージャー)。
「LCD-37HD6」の液晶パネルは、前述の通り1920×1080ピクセルのフルHD仕様だ。従来のWXGAパネルと比較して約2倍(約622万ピクセル)の画素数を持ち、1080iのデジタルハイビジョン映像を1:1で再現できる。「輝度は550カンデラ、コントラスト比は1200:1。また、応答速度は6ミリ秒といずれも業界最高クラスだ。ボケ感のないすっきりとした画面を実現している」(川本氏)という。
一方、「PDP-42HD2」には、「暗所コントラストが向上し、黒の表現力がアップした」という“第5世代ALISパネル”を採用した。画素数は1024×1024(インタレース)ピクセル。ピーク輝度で1400カンデラ、3000:1のコントラスト比(暗所コントラスト)も特長だという。
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