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アテネの反動、DVDレコーダー出荷台数が初の前年割れ

» 2005年08月25日 13時22分 公開
[ITmedia]

 電子情報技術産業協会(JEITA)が8月25日に発表した7月の民生用電子機器国内出荷実績によると、同月の出荷金額は2134億円、前年比98.2%と20カ月ぶりにマイナスに転じた。とくに、これまで好調だったDVDレコーダーが振るわない。

 再生専用機を含むDVDビデオ全体は、「主に昨年のアテネ・オリンピック需要の反動から」(JEITA)57万8000台(前年比82.2%)と2カ月連続のマイナス。DVD録再機に限っても35万7000台(同83.9%)となり、数値を公表し始めた2001年1月以来初めての前年割れとなった。録再機の9割近くを占めるHDD内蔵型は、31万台(前年比94.1%)だった。

 一方、大型の液晶テレビは好調だ。ブラウン管やPDPを含むテレビ全体では前年比92.9%の67万8000台で2カ月連続のマイナスだが、30型以上の液晶カラーテレビに限れば13万台(同264.7%)と高い伸びを示している。またPDPは、37型以下が堅調であるものの、全体では2万7000台(同80.4%)と4カ月ぶりにマイナスに転じている。

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