「Good Design Presentation 2005」(GDP 2005)が東京ビッグサイトで開幕した。GDP 2005は、「Gマーク」で知られる「グッドデザイン賞」の選考会を兼ねた展示イベントだ。事務局によると、今年の出展社は1200以上。グッドデザイン賞ノミネート作品を含む2500点以上の最新デザインが一堂に会した。
展示会場には、研究などにデザインを積極的に活用する学校や企業を集めた企画展示「デザインイニシアチブ」もあり、既に単なる選考イベントの枠を超え、デザインを核とした総合展示会の様相を呈している。
中でも注目を集めていたのが、トヨタ自動車のコンセプトビークル「i-unit」と「i-foot」。動き回ることはできないが、その場で変形するデモンストレーションを実施していた。
海外からのエントリーが増えてきたのも今年の特徴だ。とくにPC周辺機器や携帯電話のコーナーには、韓国や台湾の企業が多くの製品を出品している。気になったものをピックアップしていこう。
こちらの小さなDLPプロジェクター。出品したのは台湾のPremier Image Technologyという会社で、製品型番は「PD-S682」。小さいだけあって、明るさは10〜20ANSIルーメン、コントラスト比は300:1と少し非力だが、800×600ピクセル&24bitカラーで12〜60インチのスクリーンに投影できる。
この製品、三菱電機がCESなどに出品した「Pocket Projecrtor」に外観も仕様もそっくりだ。説明員がいないため関係は分からなかったが「7万5600円〜8万6500円」という価格も表示されていたため、同社が販売することは確実だろう。
もう1つのプロジェクターは、パナソニックブランドだ。見たことがない機種だと思ったら、中国文教市場(学校)向けだった。
黄砂が舞う時期になると活躍するのが、この“ダストフリー液晶プロジェクター”。レンズには“防塵レンズカバー”、吸気口には“ダブルフィルター”を備え、粉塵の侵入を大幅に軽減するという。
誰もが思わず足を止めるレコードプレーヤー。ベスタクスが出品したコンパクトターンテーブル「GUBER CM-01」だ。「GUBER」のブランドコンセプト通り、基本性能や操作感、使い勝手を重視しながら、既成概念に捕らわれない自由な発想で作ったという。「時間に流されない、普遍的な商品価値と世界観を体験してもらう試みである」(説明文)。
こちらはアイデア商品。平面アンテナ開発で知られる創大アンテナが出品したフォトスタンド型のTVアンテナ「Interior スカイパネル」(SR-P8)だ。向きにかかわらず電波を受信できるという「緩指向性」のアンテナをスタンドの背板部分に内蔵。その上に好みの写真やポストカードをセットできる。
縦・横どちらでも使用可能。カラーは、ブラック、ホワイト、ブラウン、ブルー、イエロー、レッドの6色が用意されている。
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