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ギター響鳴板を使ったスピーカー、オンキヨーと高峰楽器が開発

» 2005年08月30日 19時48分 公開
[ITmedia]

 オンキヨーは8月30日、高峰楽器製作所と共同開発した「ギターアコースティック・スピーカー」を発表した。ギター響鳴板のキャビネットをスピーカーに採用する世界初の試み。製品の発売は12月を予定しているという。

photo 製品モックアップ

 キャビネットになるマホガニー板材の選別から塗装まで、すべてギターと同じ製法により加工した。ギターメーカーならではの「匠の木工技術」で、外観も美しく仕上げる。一方のスピーカーにはオンキヨーの「New A-OMFコーン」を採用。生産過程で排水を発生させず、自然にやさしいという。

 開発にあたっては、両社が合同開発チームを結成し、ヒアリングを重ねながらキャビネット構造やスピーカーユニット、回路設計まで、1から検討した。約2年半の試行錯誤を経て、「生々しい音色が心地よく響く新しいスピーカーの開発に成功した」という。

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