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基本に忠実なお風呂テレビ、“ZABADY”「VL-J552PW/B」浴場のある暮らし――Nagaburo Style(1/3 ページ)

» 2005年09月01日 19時20分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 今回取り上げるのは、“ZABADY”(ザバディ)シリーズのステレオ対応の防水液晶テレビ「VL-J552PW/B」。前回紹介した「AV-9159PW」と同じく、JIS防水保護等級7防浸形相当の防水性能を持ち、キッチンやバスルームといった水回りはもちろん、屋外でもテレビを楽しめる。

photo 本体はパールホワイトとブラックの2色がある。今回試用したのはパールホワイト

 本体色は、パールホワイトとブラックの2色があり、試用機はパールホワイト。前面パネルや台座部分などにクリア素材が使われていて、明るい印象を受ける。また横長の本体と大きめのスタンドが安定感を高めている。

photo 下部のネジをゆるめると画面をティルト可能。見やすい位置に合わせて固定できる

 液晶画面は5インチサイズで、約22万画素のTFT。画面だけなら、幅103ミリ、縦75ミリという大きさだ。電波状況の良い場所で画面を見ると、輝度の高さもあってなかなかキレイに映る。画面が小さいぶん、アラが目立たないのだろう。

 ただし、水滴が画面に付くと、その周囲が乱反射するのか、かなり光って見難くなってしまうのが残念。もちろんシャワーの水がかからない場所に置くべきなのだろうが、せっかくのJIS防水保護等級7防浸形なのだから、フィルターなどで対策できないものか。この点は、かなりもったいない気がする。

photo 水滴が画面に付くと、その周囲が乱反射するのか、光って見難くなってしまう

 左右のステレオスピーカーは適度に離れているため、サイズの割にステレオ感がある。もっとも、アナログ放送はステレオ放送の番組が少ないから、CMになると音が広がるという程度だ。

photo 本体は横長で、バッテリー位置が低く重心が下のほうにある。さらに大きめのスタンドの効果もあって、安定感は高い。お風呂場など、滑りやすい場所に置くことが十分に配慮されていると感じた

 チャンネル変更やボリュームのボタンは「+」と「ー」が1つのボタンの左右に配置されたシーソータイプ。そのほかは、電源ボタンと「MENU」ボタンだけで、操作はいたってシンプルだ。メニュー設定は、「MENU」ボタンを押すたびに設定項目が切り替わり、すぐ下にある音量ボタンの「+」「ー」で調整するスタイル。設定項目は、「明るさ」「コントラスト」「色の濃さ」「色合い」「音声」(モノラル、ステレオ)の5つ。決して多機能ではないが、それだけにわかりやすい。

photo 設定画面。「MENU」ボタンで項目選択。音量ボタンの上下で調整する
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