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ソニー、2.4GHz帯デジタル伝送のワイヤレスサラウンドヘッドフォン

» 2005年09月07日 17時40分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングは9月7日、2.4GHz帯の電波を使用したワイヤレスヘッドフォンシステム「MDR-DS6000」「MDR-RF5000K」を10月10日より販売すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はMDR-DS6000が3万円前後、MDR-RF5000Kが2万円前後。

photo 5.1chバーチャルサラウンドシステムを備えた上位モデルの「MDR-DS6000」

 同社はこれまでにもワイヤレスヘッドフォンとして「MDR-DS3000」(レビュー)や「MDR-DS4000」(レビュー)などを製品化しているが、新製品は伝送方式に2.4GHz帯のデジタル無線方式を採用した(MDR-DS3000はアナログ赤外線、MDR-DS4000はデジタル赤外線方式)。

 2.4GHz帯のデジタル無線方式を採用することによって、送信ユニットとヘッドフォンの間に人が通ったり、壁やドアなどの遮蔽物があっても、ある程度ならば音は遮られない。また、赤外線方式とは異なりプラズマディスプレイの影響も受けないので、送信ユニットをプラズマテレビのそばに置くこともできる。電波到達距離は最長で約30メートルとなっているほか、16ビット非圧縮デジタル伝送となっており、高品質なサウンドが楽しめる。

photo MDR-RF5000K

 両モデルともドライバーユニットの口径は40ミリで、上位モデルのMDR-DS600はバーチャル5.1chサラウンドシステムを採用しているほか、ドルビーデジタル、DTS、ドルビープロロジックII、MPEG-2 AACのデコードにも対応する。エフェクト機能も搭載しており、「CINEMA」あるいは「MUSIC」の効果を付加できる。MDR-RF5000Kはシンプルにステレオサウンドのみを転送する。

 重量は約360グラム(充電池含む)。電源には専用ニッケル水素充電池(付属)もしくは単3形アルカリ乾電池(2本)を使用し、ニッケル電池で約7時間/アルカリ乾電池で約5時間の連続利用が可能だ。送信ユニットは充電器も兼ねており、ヘッドフォンをセットするだけで充電が開始される。

製品名 MDR-DS6000 MDR-RF5000K
ドライバーユニット 40ミリ
重量 約360グラム
電源 専用ニッケル水素充電池(付属)/単3形アルカリ乾電池(別売)
連続駆動時間 約7時間(専用ニッケル水素充電池)/約5時間(単3形アルカリ乾電池)
送信機伝送帯域 12〜22kHz
送信ユニット入力端子 光角形、ステレオピンジャック
送信ユニット出力端子 光角形
デコード機能 ドルビーデジタル、DTS、ドルビープロロジックII、MPEG-2 AAC なし
エフェクト OFF/CINEMA/MUSIC なし

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