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ソニー、「BRAVIA」ブランドのリアプロテレビ2機種を発売

» 2005年09月14日 18時05分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月14日、液晶リアプロジェクションテレビ“BRAVIA”「Eシリーズ」を発表した。ラインアップは42V型と50V型の2モデルで、いずれもデジタルチューナーを内蔵する。市場想定価格は、50V型の「KDF-50E1000」が40万円前後、42V型の「KDF-42E1000」は33万円前後(いずれもオープンプライス)。10月20日に発売する予定だ。

photo 42V型の「KDF-42E1000」(左)と50V型の「KDF-50E1000」

 新開発の0.73型透過型液晶パネルを3枚使用する3LCD方式を採用。パネル解像度は1280×720ピクセルで、1080iおよび720pのハイビジョン信号をサポートする。地上デジタル/BSデジタル/CS110度のデジタル3波対応チューナーにくわえ、アナログチューナーを備えた。

 リアプロテレビの心臓部となる光学エンジンは新開発。光源である水銀ランプには光の利用効率を高める新設計のリフレクターを採用し、100ワットながら従来機(42V型)と比べて25%の輝度向上を果たした。

 また、映像信号の明るさレベルに応じて光量を自動調節する「アドバンスト アイリス」(絞り)を搭載し、従来モデルと比較して約4倍のコントラスト比を実現しているという。「明るい映像は明るいまま、暗い映像は黒を深く再現することが可能になった。とくに映画などの暗いシーンでは、黒が引き締まり、映画の雰囲気を忠実に再現できる」(同社)。

 映像処理回路には、入力した映像信号を入り口から出口までフルデジタルで処理する「DRC-MFエンジン」を搭載。このほか、放送中の画面をリモコンのボタン1つで静止させる「画面メモ」、消音状態のままでテレビの電源をONにする「消音ポン」、オン/オフタイマーといった機能も備えた。

 背面端子は、HDMI端子1系統、D4端子3系統のほか、S端子/コンポジットによるビデオ入力が3系統など。デジタル放送出力&ビデオ出力端子はS端子/コンポジットだ。そのほか、PC接続用のD-sub15ピン、光デジタル音声出力なども装備している。

 そのほかの仕様は下記の通り。別売アクセサリーとして、専用テレビスタンドや交換用ランプユニット(2万2050円)なども用意した。

製品名 KDF-50E1000 KDF-42E1000
画面サイズ 50V型 42V型
パネル解像度 1280×720ピクセル×3
入力対応信号 1080i/720p/480p/480i
チューナー 地上/BS/CS110デジタルチューナー、アナログ地上波
入出力端子 HDMI×1、D4×3、S端子/コンポジット×3、D-sub15ピン、光デジタル音声出力、S端子/コンポジット(デジタル放送出力)
外形寸法 1184(幅)×829(高さ)×408(奥行き)ミリ 999(幅)×722(高さ)×357(奥行き)ミリ
重量 33キロ 28キロ
市場想定価格 40万円前後 33万円前後
発売日 10月20日

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