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nanoとminiを比べてみるLifeStyle Weekly Access Top10

» 2005年09月16日 22時31分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 今週の話題はなんといってもiPod nano。同時発表されたiTunes 5の記事を含めれば、ランキング10本中5本がiPod nanoに関する記事となった。iPod nanoの詳細についてはレビュー記事を読んで頂きたいが、ようやく筆者も入手したので、簡単ながらも前機種となるiPod miniとの比較をしてみたい。

サイズ・重さ

 圧倒的にnanoの方がコンパクト。初めてminiを手にしたときも「小さいなぁ」と感じたが、改めて見たnanoは、もはや「小さい」という次元を通り越しているようにすら感じるコンパクトさだ。重さもminiの103グラムに対してnanoは42グラムと半分以下。手にした際に重さを感じることはない。

photo nanoとminiのサイズを比較

液晶

 nanoがカラーで見やすい――というのは当たり前だが、実は情報量もnanoの方が多い。「アーティスト」欄で見比べてみると、miniが5行表示なのに対して、nanoは6行表示であり、わずかな差であるが使い勝手はnanoの方が上だ。

photo 液晶サイズ自体は大差ないが、nanoの方が情報量が多い

 あと、解像度が向上したおかげで全体的なバランスが変わったせいかもしれないが、miniに比べるとnanoの日本語フォントはちょっと細めに感じる。

photo 日本語フォントは少し印象が変わった

操作感

 最も変わったのがクリックホイールの操作感だろう。レビューでも触れられているよう、ホイールの幅が狭くなっているため、miniと同じ感覚で操作しようとすると少し窮屈に感じる。また、決定ボタンの押し心地も微妙に異なっており、nanoの方がやや柔らかい感じだ。miniの「クリッ」という押し心地に慣れていると、初めて手にした瞬間は戸惑いを覚える。

photo クリックホイール中央の決定ボタンは微妙の押し心地が異なる

 トータルしてみれば、「miniからの乗り換えを検討してもいいかな?」と思わせるデキの良さといえる。ストレージ容量だけは2G/4Gバイトとminiより少なくなってしまったが(miniは4G/6Gバイト)、3万円以下で4Gバイトモデルが購入できることを考えればそう大きな不満点にはそうならないだろう。

 Shuffle登場時に品薄で悔しい思いをした反省か、今回は比較的潤沢に製品が用意されているようだ。ただし、9月16日現在では銀座のアップルストアでも4Gバイトモデルは在庫切れで、次回入荷の予定は立っていないという。

photo アキバヨドバシでも、iPod nanoは午前中で完売

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