7月に発表され、すでに発売が開始されている製品だが、「Miragraphy」も面白い。通常の鏡としての利用に加え、前面がディスプレイになっており、そこにさまざまな映像を表示できる。
アパレルショップなどでの利用が想定されており、ICカードリーダーとセットで使うことで、商品のタグにつけられたμチップや非接触ICチップを読み取り、たとえばそのタグが取り付けられた商品の別カラーを表示したり、スーツに合わせるネクタイを表示したり、といったことが可能。
表示するコンテンツは、単にデジカメの写真やDVDの映像を流すだけでも構わないそうだ。
鏡部分だけで価格は170万円。ICタグリーダーは、さまざまな種類のものに対応できる。すでに大阪のアパレルショップに販売されたという。
同じディスプレイでも、こちらは画面から浮き上がって見える3D液晶。シャープの視差を利用した方法とは異なり、2枚のパネルの輝度を変えて立体感を出すことで、目への負担が少ないという。
アミューズメント、車載端末用とを想定しており、2006年度には量産体制に入る予定だ。
富士通日立プラズマディスプレイが開発したのが55V型でフルHD対応のプラズマテレビ。1920×1080のフルHDの表示が可能で、輝度1000カンデラ/平方メートル、コントラスト比5000:1という高性能を備える。
独自のアルゴリズムを発展させた高画質化技術により、階調性と動画品質を改善したという。発売は来夏の予定。
CF Type IIサイズに収まる光メディア「Micro Data Archive」も、研究発表レベルの参考出品。「使用しているレーザーはDVDと同じ赤色レーザーで、レンズのNAがBlu-rayと同じなので記録密度ではDVDとBlu-rayの中間になる」そうで、現時点で容量は500Mバイトを実現しているらしい。
マイクロドライブ並の大きさで、容量も現行のCDとほぼ同等。今後はさらに大容量化も図るが、現時点ではこのまま製品化する見込みはなさそうだ。
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