SEDを除くテレビ、DVDレコーダー、ポータブルオーディオなどは発表済みの製品展示がほとんど。HD DVDレコーダーやHD DVDプレーヤーも展示されているが、これらはHD DVDプロモーショングループのブースにも展示されていたものだ。
AV機器に比べると地味な印象はぬぐえないものの、常に来場者が絶えないが燃料電池コーナー。同社は以前よりノートPCや携帯電話などに利用できる小型燃料電池の開発を進めており、ポータブルオーディオプレーヤーに搭載しての実験も開始している。
ブースではHDDオーディオプレーヤーに燃料電池を搭載、実際に稼働させて発電される電力をリアルタイムで表示するデモが行われている。この燃料電池はパッシブ型ダイレクトメタノール燃料電池(パッシブ型DMFC)と呼ばれるもので、デモが行われているHDDプレーヤーに搭載されている電池は300ミリワットの出力をもち、1回の燃料補給で約60時間の駆動が可能だ。
こうした小型機器への燃料電池の搭載は、2005年6月に発表された「ダイレクトメタノール型で世界最小」という燃料電池ユニットの開発成功に起因するところが大きい。このユニットは22(横)×56(縦)×9.1(厚さ)ミリと小型なことから、ブースには搭載を想定したBluetoothヘッドセットや地デジ対応小型テレビなどのコンセプトモデルも展示されている。
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