シャープブースでは電力線通信(PLC)を使った家庭内ネットワークもデモ展示。規格としては業界団体のHomePlugが定めているHomePlug AVに準拠。PCデータ/AVデータ双方に対してQoS制御が行え、2〜28MHz帯を利用、伝送速度は最大200Mbpsで、家庭内の90%以上のエリアで、HD映像を2本以上伝送可能となっている。
配線工事が不要であり、プラグをコンセントに差し込むだけで利用できる点がPLCのメリットで、松下電器やソニーなども注力している分野だ。
しかし、国内においては法制化の問題が長引いていたが、ようやく来年にも家庭でPLCが利用できるようになる予定。ただ、HomePlug AVの規格よりも厳しい内容が提案されているようで、そのあたりの動向も気になるところだ。
シャープでは、法制化され次第、製品化を進める予定だという。
参考出展の「液晶リモコン」も面白い製品。最大24台のテレビやHDDレコーダーなどを操作できる、いわゆる万能リモコンだが、スライド式のタッチパネル液晶を搭載したことで、状況に応じてボタンが切り替えられる。
完成度は高そうだが、ブースの説明員は「とりあえずモノができたので出展してみた」としており、製品化の予定は今のところないようだ。
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