DVD規格の標準団体であるDVDフォーラムは10月6日、都内で「DVD Forum Japan Conference 2005」を開催、同団体が「次世代DVD」として推進するHD DVDのコンテンツ保護技術について、東芝 上席常務待遇 デジタルメディアネットワーク社 首席技監の山田尚志氏が説明を行った。
山田氏は「コンテンツ保護は技術だけでは解決しない難しい問題で、CSS(Content Scrambling System :DVDビデオに用いられている保護技術)の策定時には6週間連続で日米を往復したほど」と当時を振り返りながら、「近いうちに、大量のセールスが見込めるタイトルだけがパッケージ化されて店頭に並び、そうでないタイトルはサーバから必要に応じて提供されるというかたちが想定される」と“パッケージコンテンツはメディアに記録し、CSSで保護した状態で流通させる”というこれまでのスタイルの限界を示唆した。
HD DVDに利用される新しいコンテンツ保護技術「AACS」(Advanced Access Control System)は1つのテクノロジーでパッケージソフトから追記型、書き換え型、ネットワークを利用するコンテンツ提供にも適用できるように策定が進められている。HD DVDにおいて、DVDのCSSに代わる存在であるほか、「HDビデオ全般に適用可能であり、包括的なコンテンツ保護技術」としても位置づけられているよう、強固なセキュリティ性と高い柔軟性を併せ持つのが特徴だ。