エバーグリーンの「EG-LR200」は、タッチパネルディスプレイを搭載したスマートな学習リモコンだ。以前レビューした同社の「EG-LR320」に近い機能と価格ながら、味付けはかなり違う。両機種を比較しながら試用してみた。
まずは外観から。形状はオーソドックスな縦長タイプで、ボディカラーはゴールドとブラックのツートン。縦長の3.8インチ液晶はタッチパネル付きで、青く光るバックライトも備えている。バックライトは専用ボタンで点灯するほか、本体上部の光センサーと連動させることも可能。操作時に周囲が暗いと自動的に発光する仕組みだ。
ハードウェアキーは20個あり、うち8個が機器(デバイス)選択ボタンだ。あらかじめ「TV」「DVD」「CBL」(CATVや衛星放送のチューナー)「VCR」「AMP」「DISC」「AUX」と書かれていて、プリセット信号もこれに準じたAV機器をサポートしている。
また、TVのチャンネル切り替えや音量調節、再生/停止といった頻繁に使用する機能がハードウェアキーになっているのも嬉しいところ。7つのキーにはリモコン信号を学習させることができる。
前回取り上げた「EG-LR320」はハードウェアキーが少なく、ほとんどの操作をタッチパネルで行わなければならなかった。しかもスタイラスのため、本体を机の上に置くか、両手を使わなければ操作できない。そこがユニークな部分でもあったが、やはりリモコンは片手で操作できるほうが楽だ。
実際に持ってみると、非常にバランスがいい。電池(単四形乾電池×4本)を入れた状態にすると、液晶画面の下限あたりに重心がくるため、片手で持つと丁度良い感じだ。タッチパネル上のボタンも思ったより大きく、親指操作でも全く問題なし。質感やハードウェアの使い勝手は、EG-LR200のほうが上だ。
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