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Akamai、Windows Media DRM対応のコンテンツ配布システム発表

» 2005年10月19日 13時52分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Akamai Technologiesは新バージョンのAkamai Media Deliveryをリリースした。新版ではDRM(デジタル著作権管理)機能が追加され、Flashサポートが強化され、さらに新たなリポーティングツールが加わっている。

 Akamai Media Delivery Version 2.0はMicrosoftのWindows Media DRMをサポートし、Akamaiの顧客に対し、オーディオとビデオ、ライセンス配布について管理できるポータルを提供する。新機能の名称は、Akamai License Delivery for Windows Media DRM。

 「1つの環境で、コンテンツ配信、ライセンス配信を行い、複数のデバイスにわたってコンテンツを配信することができる」とAkamaiのプロダクトマネジメント担当ディレクターであるキエラン・テイラー氏は説明する。

 さらに、DRM統合機能によりメディアコンテンツが販売されるとともに海賊行為から保護されていることを保証してくれる、とテイラー氏。

 「コンテンツとライセンスの両方がセキュアな状態になることを保証し、配信している」と同氏は語る。

 Akamai License Delivery for Windows Media DRMのそのほかの機能としては、メディアパッケージング、著作権管理用のツール、ライセンス決済および配布などがある。さらに、コンテンツのファイルに複数種類の著作権管理を関連付ける機能、履歴統計のリアルタイム確認なども用意されている。

 Version 2.0で追加された機能としては、Flashコンテンツのセキュアなストリーミングがあり、Flashベースのコンテンツの保護および課金が可能になる。トラッキングおよびレポーティングの新機能、EdgeControlユーザーインタフェースポータルにおけるカスタマーダッシュボードも加わった。

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