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Apple、RAW画像の現像処理・管理を簡単にする「Aperture」発表

» 2005年10月20日 03時15分 公開
[ITmedia]

 米Apple Computerは10月19日(現地時間)、プロ/ハイアマチュア写真家向けのRAW画像処理・管理ソフト「Aperture(アパーチュア)」を発表した。同社直販サイト「AppleStore」や直営店/正規代理店での価格は499ドル。11月から発売する。

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 カメラマンが撮影後の画像処理・管理に必要な作業をワンパッケージにしたオールインワン・ポストプロダクション・ツール。従来、専門知識が必要で取り扱いにも時間を要したデジタルカメラのRAWデータ現像処理を、JPEGデータと同様に簡単に扱うことができるという。

 強力なRAWデータの画像閲覧・比較・選択ツールを搭載。RAWデータの画像の細部を簡単にチェックできる拡大ツール「Loupe」や、写真のレイアウトを簡易に行える「Light Table」機能も装備。レタッチ機能や印刷など出力までのプロ写真の一連のワークフローを統合しているのが特徴だ。

 元のRAWデータはネイティブに保存されるほか、レタッチエンジンは元画像に変更を加えないので、ユーザーは一連のさまざまな処理作業を気軽に行え、変更カ所をすぐに元に戻すことも可能だ。Adobe Photoshopに直接取り込んで合成やエフェクトレイヤーを加えることもできる。

photo Apertureの作業画面

 システムの最小構成は、PowerPC G5(1.8GHz)以上を搭載するPower Mac G5/iMac G5もしくはPowerPC G4(1.25 GHz)以上を搭載するPowerBook G4、1Gバイト以上のメモリ、5Gバイト以上のHDD容量、DVDドライブ、グラフィックスカード(ATI Radeon X800 XT Mac Edition/X850 XT/9800 XT/9800 Pro/9700 Pro/9600 XT/9600 Pro/9650、ATI Mobility Radeon 9700/9600、NVIDIA GeForce 6800 Ultra DDL/6800 GT DDL/7800 GT)など。

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