撮像素子には1/2.5インチ有効画素数600万画素CCDを搭載する。こなれた撮像素子であり、最近のハイエンド機に搭載されている1/1.8インチ800万画素CCDと比べると画素数は落ちるが、一般的な用途では解像度も十分だ。
画像処理には独自の「ピュアフォーカスエンジン」を搭載。画質は素直な色味で鮮やかな発色。暗部ノイズはそれなりだが、特別ひどいわけでもなく、このクラスでは平均的だろう。
何より面白いのが、タッチセンサー付きのシャッターボタン。DSC-E6にも搭載された機能だが、シャッターボタンに軽く触れるだけで、半押しをしなくてもピント合わせが行われる。
半押しを知らないようなユーザーに対しては、シャッターボタンに触れているだけでピントが合うのだから便利な機能だ。カメラに慣れている場合でも、この機能はちょっと楽ができる。
単に触れるだけでいいので、意図しない場面で半押し状態になり、「メニューボタンを押しても動かない」と勘違いしてしまう場合もあった。もちろん、メニューからこの機能をオフにすることも可能なので、半押しの方が使いやすいという人は設定でオフにするといいだろう。
AFは新開発の9点測距AFを採用、従来モデルでは上下左右+中央の5点だったが、それに加えて4点を追加、フォーカス精度が高められている。測距点が液晶モニターに表示されるので、ピントが合っているポイントがよく分かるのもいい。
ちなみに、レスポンスとしてはレリーズタイムラグが約0.05秒、撮影間隔が約2.25秒、再生間隔は約0.8秒(いずれも公称)となっており、撮影間隔が少し不満を感じるが、それ以外はなかなか快適なレベルだ。
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