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AVC、マーク・ニューソンモデルなどポータブルオーディオ「SIGNEO」新製品(2/2 ページ)

» 2005年10月25日 19時58分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
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 SN-F120はエントリーモデルながらも、録音可能なワールドバンド対応FMチューナーとボイスレコーディング機能、ダイレクトエンコーディング機能を備える。512Mバイト/1Gバイト/2Gバイトの容量が用意され、直販価格は1万3800円/1万7800円/2万4800円。

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 ハーフミラー仕上げのフロントパネルにはカラフルな9つの操作ボタンを配置、デザインと操作性を両立させた。再生可能なファイル形式はMP3/WMA。Windows DRMにも対応する。電源には単四形乾電池を使用し、約14時間の連続再生が行える。本体サイズは76(幅)×39.7(高さ)×13.2(奥行き)ミリ、44グラム(電池含む)。

シャープな曲線の「SN-A250」

 SN-A250は微妙な曲線を描くボディが特徴の「アクセサリープレーヤー」。512Mバイト/1Gバイトの容量が用意され、直販価格は1万5800円/1万9800円。

photo S-A250

 ボディの前面には有機ELディスプレイを搭載、内蔵のリチウムポリマー充電池によって最大約18時間の連続再生が行える。録音可能なFMチューナー、ボイスレコーディング、ダイレクトエンコーディングの各機能も備える。本体サイズは72(高さ)×35(幅)×11.8(奥行き)ミリ、31グラム。

USBデジタルオーディオスピーカー「SN-DS10」、トランスミッタセット「SN-TX10」

 SN-DS10はUSBコネクタにデジタルオーディオプレーヤーをセットするだけで、収納された楽曲を大人数でも楽しめるコンパクトなスピーカーシステム。USBマスストレージクラスに対応している製品ならば接続可能となっているので、USBフラッシュメモリに収納された楽曲でも再生できる。

photo SN-DS10

 再生可能なファイル形式はMP3とWMAで、上面のUSBコネクタのほか、側面にはUSB miniとアナログ入力のコネクタも備えている。時計機能も内蔵しており、スリープ/目覚ましのタイマー機能も利用できる。本体サイズは162(幅)×158(高さ)×92(厚さ)ミリ、約470グラム。

 SN-TX10は、デジタルオーディオプレーヤーやPCの音楽をミニコンポなどに送信できるワイヤレストランスミッタとレシーバーのセット。トランスミッタにはUSBとアナログ、2つのインタフェースが用意されており、PCと接続する際にはUSB、デジタルオーディオプレーヤーと接続する際にはアナログと切り替えることができる。伝送方式にはBluetoothを使用する。

photo SN-TX10

 本体サイズはレシーバーが121(幅)×26(高さ)×76(奥行き アンテナ含まず)ミリ・170グラム、トランスミッターが98(幅)×20(高さ)×32(奥行き)ミリ・45グラム。レシーバーはDC12ボルトでも駆動し、車載での利用も視野に入れられている。


 同社は香港に拠点を置くAVC Technologyの日本法人として2005年5月に設立、7月末から製品を投入しているが、「現時点で2.5%程度のシェアを獲得できた」と日本進出に手応えを感じているという。

 直販のほか、他社とのコラボレーションやOEM供給にも積極的に取り組んでおり、これまでにもキリンビールとのタイアップによる「氷結デジ音」や、通販大手「ジャパネットたかた」の専用モデルなどを用意している。これらの施策を継続することによって、後発企業ながらもアップル/ソニーに次ぐシェアの獲得を目指している。「2006年上半期までにはシェアを7〜10%へとアップさせたい」(AVC Technology Japan COO兼取締役 矢野間也寸志氏)

photo キリンビールが現在行っているキャンペーンの賞品として用意している「デジ音3」(右)。右は「デジ音2」として以前にプレゼントされていた賞品。
photo ジャパネットたかた専用モデル

 「日本市場でトップ3に食い込みたいと考えている。さまざまな購買層への展開や著名デザイナーなどの起用など、積極的なアプローチを展開したいと思っている」(AVC Technology CEO Billy So氏)

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