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ワンルームで楽しめるラジコン飛行機? 〜トミー商談会

» 2005年10月27日 20時14分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 全長170ミリ、重量わずか3.3グラム。プロポ操作で自在に動かせる“室内コントロールプレーン”をトミーが披露した。しかも、価格は2100円(予価)とリーズナブルだ。

photo 「AEROSOARER」(エアロソアラ)。正確にはラジコン(ラジオコントロール)ではなく、IR(赤外線)コントロールプレーン
photo モーターやバッテリーを搭載しているにもかかわらず、機体はわずか3グラム

 トミーは10月26日、販売店向けの商談会を開催して、年末〜年始に発売する予定の新製品を披露した。中でも目立つ場所でデモンストレーションを行っていたのが「AEROSOARER」(エアロソアラ)だ。個室をイメージした展示スペースの中を、小さな飛行機がぐるぐると飛び回っている。

photo 部屋の中で飛ぶAEROSOARER。最小回転半径は約2メートルのため、8畳ほどの広さがあれば遊べる

 機体は発砲スチロール製で、翼の後ろに小さなプロペラがある。動力には、携帯電話のバイブレーションなどに使われる超小型モーターを採用。バッテリーも厚さ3ミリの薄型を使い、重量を抑えた。コントロールにはIr(赤外線)を使用しているため通信距離は短いが、操縦者の半径5〜6メートル以内なら問題なく操縦できる。

 「機体表面に電極が出ていて、ここをプロポに接続して充電します。5秒間の充電で、30〜40秒程度の飛行が可能。いわば、“ビットチャーG”の飛行機版ですね」(担当者)。

photo 携帯電話に使われる小型モーターを搭載(左)。フラップは左右に動く(右)

 プロポ操作は単純で、上下のボタンでプロペラの回転数を調整、左右のボタンで機体後部に取り付けられたフラップが動く。これだけで、上昇/下降や左右の回転が思いのまま。バッテリーが切れたり、障害物で赤外線コントロールが途切れたりすると落下してしまうが、「機体が軽いぶん、“ふわっ”と落ちてくるので壊れません」。

photo プロポ。上下ボタンでプロペラの回転数を調整、左右のボタンで機体後部に取り付けられたフラップが動く

 「AEROSOARER」は、2006年2月発売予定。対象年齢は15歳以上。トミーでは、「20代から30代の男性がメインターゲットになりそう」と話している。

photo ほかにも、展示会場にはユニークなハイテク玩具がいくつもあった。写真の「CHATTY TOM」(チャティートム)は、音声認識機能を備えた対話型の英語学習アイテム。ROMカートリッジ式の学習ソフトは現在4種類ラインアップしており、子どもから大人までをカバー。お腹の2.2インチ液晶ディスプレイには、英文や画像を表示して英会話の内容理解に役立てる(右)。価格はソフト1本付きで2万5000円。同社サイトで予約販売を行っている
photo 「ファービー2」も勢揃い。右の巨大ファービーはイベント用の“着ぐるみ”
photo 1978年の発売以来、全世界で累計1800万個を販売しているHasbroの人気ゲーム「SIMON」(サイモン)。日本でも昭和50年代にヨネザワが販売してヒットした“光と音の記憶力ゲーム”が、レトロゲームブームに乗って帰ってくる。写真の「スーパーサイモン」は、2006年3月に発売予定。価格は2625円(予価)。懐かしい人も多いのでは?

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