「小型の携帯プレーヤーで動画を見る」というニーズが再度脚光を浴びている。以前から携帯プレーヤーで動画を見るという提案は各社からなされており、2004年のWPC EXPOにはマイクロソフトから発表された「Windows Mobile software for Portable Media Centers」(Windows PMC)というOSを搭載したプレーヤーが展示されていた。
音楽と映像では視聴スタイルが異なるという大きな相違点があるためか、「外出先や通勤・通学の時間を利用してムービーの鑑賞を!」という各社の提案はなかなか定着していない。しかし、そんな状況を一変させるかもしれないデバイスとサービスが登場した。第5世代のiPodと、ミュージックビデオの販売を開始したiTunes Music Storeである。
第5世代iPod
iTunes Music Storeのミュージックビデオ販売ページ
iTunes Music Storeを利用すればミュージックビデオやPixarのムービーなどが購入でき、第5世代iPodへの転送も音楽と同じ感覚で行える。これまで携帯プレーヤーで動画を楽しむ際には「PCでテレビを録画、もしくはカムコーダーからPCへデータをインポート」「リサイズおよびエンコード」「転送」という3ステップ必要であったことを考えれば、「手間」という障害は大幅に緩和されたことになる。
全世界の累計で1000万台を出荷した携帯ゲーム機「PSP」の動画再生機能を利用する製品も登場している。ソニーの“スゴ録”「RDR-AX75」はUSBケーブルでPSPを接続することで、PSPへセットしたメモリースティックDuoへ最大30倍速の転送が行える。また、ハギワラシスコムの「Recorder for Memory Stick Duo」はコンポジットとアナログ音声から取り込んだ映像をメモリースティックビデオ形式で録画することができる。