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“壁越しに風景を望む”計画大画面を映画観賞以外にも使い倒す〜第2弾〜(1/3 ページ)

» 2005年11月11日 09時19分 公開
[浅井研二,ITmedia]

 窓を開ければ、絶景が広がる。そんな住まいはうらやましいかぎりだが、残念ながら、わが家は高台でもなく、隣家との距離も十分に開いてはいない。つまり、家の中から外の景色を眺められる環境ではないわけだ。

 ただ、幸いなことに数分も歩けば、そこには浜辺がある。特に美しい海とはいえないし、目立った特徴もないが、それでも毎日なにかしら表情を変え、気分転換にふらふらと散歩していると、心を癒してくれるものだ(人の多い夏季や休日は近寄らないけど)。

 しかし、じっと浜辺にいても、飯は食えない。かといって、ノートPCを持っていき、そこで仕事をこなすというわけにもいかない。そんなわけで、“窓からの景色”も確保できたらいいなとは思っている。

 さて、大画面を手にしたら映画やテレビ視聴だけではもったいないという、この活用企画。前回は巨大水槽化をイメージしてみたが、お察しのとおり、今回は“風景”の投影を考えてみたい。月並みな表現だが、大画面を“窓”に見立てるということである。

photo 3Planesoftの「Nature 3D Screensaver」をプロジェクターで投影。前回紹介した水槽系のベストマッチぶりに比べれば、相性はもう一歩という感じか。むしろ、直視型の大画面テレビとの組み合わせのほうがしっくりくるかもしれない

フレッツ・スクウェアの「ヒーリングワールド」では、自然映像をWMV-HDで配信

 単に“景色”“風景”などと書いてしまったが、それではちょっと曖昧かもしれない。目に入るものは、すべて風景といえるからだ。ここで指しているのは“自然”とでもいえばいいだろうか。より不明確ともいえるが、意図は伝わることと思う。

 大画面に“自然”を映し出したいなら、写真をスライドショー再生すれば手っ取り早い。あるいは、旅の風景を撮影してきたビデオや、BGV系の市販DVDビデオを流すのもいいだろう。このあたりは至極当然の利用法で、話題に上げるほどのものではないと思う。ただ、この記事で(勝手に)中心に据えているのは「PC+プロジェクター」で、この組み合わせを生かして少しばかり捻り技を試みるとすれば、オンデマンド映像の利用も考えられる。

 理想を言えば、ハイビジョンのライブカメラなどが全国各地の名勝に設置されているとうれしいのだが、現時点ではそんなものはなさそうだ。オンデマンド配信にしても、大画面で観るのには不十分な品質の映像が多い。しかし、若干ながら可能性を感じる存在もある。それはフレッツ・スクウェア(フレッツ接続会員向けに提供されているコンテンツ配信サービス)内の「次世代」コーナーで提供されている高精細ムービーだ。

photo NTT東日本のフレッツ・スクウェア内にある「次世代」コーナーでは、北海道や沖縄の自然映像を高ビットレートのWMV形式で配信している。また、NTT西日本では、「v6ステージ」コーナーで世界遺産の高精細映像を提供しているようだ

 ヒーリングワールドというカテゴリー(ほかにグラビアやペット、花火などもある)で、北海道や沖縄の自然を撮影した動画を、Windows Media9形式でストリーミング配信しているのだが、これが1280×720ピクセル、ビットレート6Mbpsというもの(いわゆるWMV-HD)。このレベルの品質であれば、大画面でも十分観賞に堪える。しかも、1280×720解像度のパネルを採用したプロジェクターを利用しているなら、まさに最適だ。

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