(C) 2005映画「電車男」製作委員会 |
インターネットの巨大掲示板“2ちゃんねる”の書き込みから生まれ、大ヒットを記録した純愛ストーリー。
電車で中年の酔っ払いに絡まれている美女を、勇気を振り絞って助けたオタク青年。年齢22歳、彼女イナイ歴22年、アニメ大好き、ゲーム大好き、実家住まいのシステムエンジニアの彼は、その美女にひと目惚れしてしまう。運命の出会いからしばらくして、オタク青年の家に彼女からエルメスのティーカップセットがお礼として届く。デートに誘いたいけど、どうしていいか分からないオタク青年は、ネットの掲示板で“電車男”を名乗り、ネットの住人たちにアドバイスを求め始める。彼女を“エルメス”と呼ぶ仲間たちは電車男を時に励まし、時に叱りながら、ふたりの恋の行方を見守っていく。オタクたちの希望の星となった電車男は、果たして恋を成就できるのか!?
“2ちゃんねる”のスレッドで立ち上がったのは2004年3月。あっと言う間に話題を集め、10月にはそのやりとりをまとめた単行本が登場。ネットユーザー以外をも魅了し100万部突破の大ベストセラーとなる。その後、2005年6月に本作が公開され、7月には伊東美咲と伊藤淳史主演で連ドラ化(最終回視聴率25.5%で今夏ドラマの1ヒット)、8月には武田真治主演、堤幸彦が脚本・演出を手掛け舞台化までされ、文字通りの社会現象にまで発展した。
本作・劇場版の電車男を演じているのは「ドラゴンヘッド」、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」などで知られる若手実力派・山田孝之。イメージを覆す変貌ぶりで純情なオタク青年を好演している。ヒロインのエルメスには、本物の電車男が「エルメスに似た人」として挙げた中谷美紀を起用。共演は国仲涼子、岡田義徳、佐々木蔵之介、木村多江、瑛太ら。監督は「スタアの恋」「恋ノチカラ」などテレビドラマの演出を中心に活躍する村上正典。
電車男とエルメスの純愛は少々リアルさに欠けるが、絵文字を多用するなど掲示板をイメージさせるユニークな演出で最後まで飽きさせない。また電車男をサポートするうち、自分の人生を見つめ直していく掲示板の仲間たちのエピソードにもほのぼのさせられる。
DVDは「スタンダード・エディション」と「スペシャル・エディション」の2種類でリリース。「スペシャル・エディション」には、本編に登場したオタク3人組のその後を描いたショートフィルム「戦車男」や監督・キャストのインタビューを交えたメイキングほか、ブックレット「電車男本」が封入されている。
ドラマ版と舞台版も12月22日にリリースされるので、劇場版とあわせてどうぞ。
関連サイト:http://www.nifty.com/denshaotoko/(公式サイト)
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