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事件は地下鉄で起きている!? 警視庁初の交渉人が地下鉄テロ犯に挑む――「交渉人 真下正義」新作DVD情報

» 2005年12月12日 10時00分 公開
[本山由樹子,ITmedia]

交渉人 真下正義 スタンダード・エディション

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(C) 2005フジテレビジョン ROBOT 東宝 スカパー!WT

 「踊る大捜査線」シリーズから誕生したスピンオフ第1弾。愛すべきサブキャラ、真下正義を主人公に据え、興収42億円を記録した娯楽作。

 2003年11月24日、レインボーブリッジを封鎖して解決した「台場連続殺人事件」。その事件直後、真下正義警視は、湾岸署の前で、報道陣に取り囲まれ、警視庁初の交渉人(ネゴシエイター)として、事件解決の経過を説明していた。あれから1年。2004年12月24日、雪乃とクリスマス・イブのデートの約束をしていた警視庁交渉課準備室課長の真下は、その日の午後、突然、室井慎次管理官から呼び出しを受ける。東京の地下鉄の最新鋭実験車両(通称:クモ)1両が何者かに乗っ取られたのだ。クモが暴走すれば乗降客200万人の命が、危険にさらされる。理由なき犯罪に錯綜する捜査本部。そして、1年前の真下のマスコミへのインタビューを見ていた犯人“弾丸ランナー”が、交渉の窓口として、真下を指名してきた。犯人の狙いは何なのか? 迷走する地下鉄全車両にも、時間的限界が迫りくる。そんな中、大切な雪乃との約束の時間も刻一刻と迫っていた。真下は、見えざる犯人が出す不可解なキーワードと電話の声だけを手がかりに、無線確保&情報解析担当のCICチームの協力を得て、犯人像を割り出していくが……。

 かつて湾岸署刑事課に所属していた真下正義は、どこか頼りないイメージで、演じるユースケ・サンタマリアにハマリ役だった。それがロス市警のFBI訓練プログラムを受け、プロの交渉人として警視庁に復帰し、現在は交渉課準備室の課長に就任。地下鉄ジャック犯と堂々と渡り合うまでに成長したのだ。FBI仕込みの交渉術と緻密なプロファイリングも見どころのひとつ。このほか、水野美紀、柳葉敏郎ら「踊る」のレビュラー陣に加えて、ガラは悪いが人情味のある昔気質の刑事・木島丈一郎など強烈な新キャラも登場する。

 DVDは2種類でリリース。2枚組の「スタンダード・エディション」には撮影風景を追ったメイキングや、劇場公開前にスカパー!で放映されたミニドラマ「前日も交渉人 真下正義」などを収録している。ディープな「踊る」ファンには4枚組の「プレミアム・エディション」(5万枚限定)をオススメ。2005年8月24日、お台場冒険王「映画王スペシャル:お台場映画塾」での本広克行監督とフジテレビの笠井信輔アナウンサーによるライブ解説コメンタリーや、石井正則扮する矢野君一(地下鉄東京トランス・ポーテーション・レールウェイの広報主任)が司会を務める架空のトーク番組「広報人 矢野君一」など、本広監督らしい遊び心溢れる特典が魅力だ。

 網のように張り巡らされた大都市・東京の地下鉄を舞台に、真下と姿なき犯人の駆け引きは緊張感たっぷり。「踊る」ならではの個性的なキャラや伏線も満載で、地下鉄パニック・ムービーとして、決してハリウッド映画に引けをとらないスケール感を堪能できる。

関連サイト:http://www.odoru-legend.com/negotiator/(公式サイト)

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交渉人 真下正義 スタンダード・エディション
発売日 2005年12月17日
価格 4725円
発売元 フジテレビジョン
販売元 ポニーキャニオン
スタッフ 監督:本広克行/原案:君塚良一/脚本:十川誠志
出演 ユースケ・サンタマリア、寺島進、小泉孝太郎、高杉亘、松重豊、甲本雅裕、遠山俊也、柳葉敏郎、水野美紀、八千草薫、西村雅彦、石井正則(アリ to キリギリス)、金田龍之介、國村隼
上映時間 128分(本編)
製作年度 2005年
画面サイズ シネマスコープサイズ・スクイーズ
ディスク仕様 片面2層/2枚組
音声 (1)ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 (2)DTS/5.1chサラウンド/日本語(3)ドルビーデジタル/2.0chサラウンド/日本語
特典 メイキング映像/前日も交渉人 真下正義/予告編集/キャスト・スタッフ紹介/隠しスペシャル画像

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