次世代DVD規格をめぐる争いで、Hewlett-Packard(HP)がBlu-rayのみを支持していた姿勢を翻し、12月16日、HD DVDも支持すると表明した。
HD DVD支持を打ち出した背景について「HPでは最もユーザーフレンドリーでコスト効率の高いソリューションを顧客に届けたいと考えており、両方のフォーマットを支持することにした」と説明。HD DVD Promotions Groupに加盟してBlu-ray Disc Associationとも引き続き協力することで、最良かつ最も手頃なソリューションをコンシューマーに提供する態勢を強化できると述べている。
Blu-ray陣営に対してHPは、HD DVDフォーマットに組み込まれている「Mandatory Managed Copy」と「iHD」技術をBlu-rayでも採用するよう働き掛けていた。
HPの発表によれば、Mandatory Managed Copyの方はBlu-ray陣営に正式採用されたが、iHDは採用されていないという。Microsoftも新OSのWindows VistaにiHDを組み込む計画を発表したとHPは指摘し、iHDを組み込めば開発コストが削減され、コンシューマーにとってさらに手頃なソリューションを提供できると訴えている。
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