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TVドラマの主演女優は本物の魔女だったのです!――「奥さまは魔女」新作DVD情報

» 2005年12月19日 08時38分 公開
[本山由樹子,ITmedia]

 1960年代に日本でも人気を博した往年のTVシリーズをモチーフに、ニコール・キッドマン主演で贈るラブ・ファンタジー。

 落ち目の映画俳優ジャック(ウィル・フェレル)のもとに、TVドラマ「奥さまは魔女」の出演依頼が舞い込んできた。この作品で起死回生を狙う彼は、自分のダーリン役を目立たせるために、魔女サマンサ役は無名の新人女優にしようと思いつく。そんな中、ジャックはサマンサのイメージにぴったりな女性イザベル(ニコール・キッドマン)を発見し、スカウトする。でも、彼女は父親(マイケル・ケイン)の反対を押し切って、普通の恋に憧れ、人間界で一人暮らしを始めた本物の魔女だった。自分を必要とするジャックの言葉を愛の告白と勘違いしたイザベルは、出演を快諾する。イザベルはジャックとの出会いに恋の訪れの予感、ところが彼はイザベルを引き立て役にしか見てなくて……。

 おそらく誰でも知っている「奥さまは魔女」。単にそのままリメイクするのでは面白くないのでは? ということで、劇中でTVのリメイク版が製作され、本物の魔女が女優デビューしちゃうところがミソ。監督は「ユー・ガット・メール」「めぐり逢えたら」のラブコメの名手ノーラ・エフロン。イザベルが自宅でTV版を見るシーンなどオマージュもいっぱい。

 ヒネリの効いたシナリオはもちろん、本作の一番の見どころはニコール・キッドマンの可愛さ。「ムーラン・ルージュ」「めぐりあう時間たち」「コールド マウンテン」とクール・ビューティーのイメージが強かったニコールが、レトロな60年代ファッションに身を包み、鼻をピクピクさせて、恋に右往左往する様子は微笑ましい。文句なく、サマンサ役にピッタリ。相手役はウィル・フェレル。日本での知名度はゼロに近いが、「ズーランダー」「エルフ〜サンタの国からやってきた〜」などで知られる、アメリカでは有名なコメディ俳優。熟年コンビのシャーリー・マクレーンとマイケル・ケインのキャスティングも絶妙。

 通常版のほか、3枚組のスペシャル・エディションと、ハイ・クオリティ仕様のSUPERBIT版の3バージョンで登場。本編ディスクの特典はノーラ・エフロン監督の音声解説とトリビア集、劇場予告編。3枚組には、3種類のメイキング・ドキュメンタリー(映画という魔法/スターの素顔/「奥さまは魔女」が愛される理由)、未公開シーン集、トリビア・クイズを収録した特典ディスクと、さらに日本版のみ、TVシリーズから映画版の元ネタになった第1話「花嫁は魔女だった」、126話「四年目のニラミあい」、127話「もしサマンサがいなければ」の3エピソードを厳選したディスクがつく。20ページのスペシャル・ブックレットも封入。こちらは2006年3月31日までの期間限定出荷となっている。

関連サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/bewitched/site/(公式サイト)

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奥さまは魔女 通常版
発売日 2005年12月21日
価格 3990円
発売元 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
販売元 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
スタッフ 監督・脚本・製作:ノーラ・エフロン/脚本:デリア・エフロン
出演 ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーン、マイケル・ケイン
上映時間 103分(本編)
製作年度 2005年
画面サイズ ビスタサイズ・スクイーズ
ディスク仕様 片面2層
音声 (1)ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 (2)ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
特典 ノーラ・エフロン監督による音声解説/魔女・ビジョン・トリビア/オリジナル劇場予告編

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