デジタル一眼レフで撮るとき、コンパクトデジカメと大きく違う点はもうひとつある。
それは画質。デジタル一眼レフの方が何倍も大きな撮像素子を使っている割に画素数はコンパクトデジカメとあまり変わらない。似たような画素数なら撮像素子が大きな方が圧倒的に有利なのだ。
似た画素数のコンパクトデジカメと600万画素の低価格デジタル一眼レフと一般的なレンズで同じものを撮り、部分拡大してみたので比較して観て欲しい。細かいところの描写力がこれだけ違うのだ。
この望遠で撮った写真のビルの部分を拡大すると
こうなる。同じ画素数でもビルの窓、特に影になっている面の窓を見ると画質の違いは一目瞭然。屋上のテレビアンテナもデジタル一眼レフの方がしっかり写っている。画素数は同じでもデジタル一眼レフの方が画質は良いってこと。
ダイナミックレンジも違う。一度にどれだけ明るいところから暗いところまでまんべんなく捉えられるかだが、ダイナミックレンジが狭いと明暗差が激しいとき対応できなくなる。
たとえばこの風景写真。
一部を切り取ってみた。
木々の明るさは同じくらいだが、空の写り方が違う。デジタル一眼レフは空の青がしっかり残っているが、コンパクトデジカメの方は空が白い。ダイナミックレンジの違いがもたらすものだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR