米Apple Computerが、iTunes Music Storeの国内運営を行う100%出資子会社「アイチューンズ株式会社」を設立したのも7月の出来事。エイベックス・グループ・ホールディングスが楽曲提供を行うことも明らかにされたが、具体的な開始時期や他レーベルの参加については発表されず。クラシックファンにはおなじみのNAXOSも音楽配信サービスへの参入を発表するなど、依然として音楽配信を巡るニュースも多く見られた。
“ようやく”という感すらあったiTunes Music Storeの開始は8月4日。都内で行われた発表会には米Apple ComputerのCEO、スティーブ・ジョブズ氏も登場し、サービス開始を祝った。開始時には15のレーベル、100万曲が用意されたが、楽曲のジャンル分けに不備が発見されたほか、人気アーティストを多くか抱えるソニー・ミュージックエンタテイメントが参加していないなど、不満の声も聞こえた。
有楽町・国際フォーラムで行われたイベントに登場したジョブズ氏
そのほかの音楽配信サービスに関する話題も豊富だった。エイベックスが携帯電話向けサービス「ミュウモ」と連動する「@music ミュゥモ」を発表したほか、米Napsterとタワーレコードが合弁会社「ナップスタージャパン」を設立し、サブスクリプション型サービスを2006年春に開始すると発表した。iTunes Music Storeの開始に伴い、各社が独自性を打ち出し始めた時期といえる。