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ラスベガス残酷物語LifeStyle Weekly Access Top10

» 2006年01月06日 23時58分 公開
[ITmedia]

 今週のランキングには、「2006 International CES」関連の記事が多くランクインした。International CESといえば、いわずとしれた世界最大の家電見本市。この時期、開催地のラスベガスでは「ラスベガスコンベンションセンター」を中心に、いくつものホテルを巻き込んだ広大な展示エリアが形成され、街全体がイベントムードに包まれる。

 そんなCESに、ITmedia +D編集部は昨年の倍以上の人員を投入した。中でも開催前日のプレスカンファレンスにも参加する“先発組”は、1月2日には成田を出発。残りの正月休みを飛行機の中で過ごし、今も眠目をこすりながら展示会リポートを書いている(ハズだ)。ご苦労様。

 筆者もCESには何度か行ったことがあるので、取材活動の過酷さは良く知っている。なにしろ展示会場が広くて疲れる。取材中は気合いを入れていないと話を聞き漏らすし(その程度の英語力です。はい)、夜遅くまで記事を書いていても、早朝からカンファレンスのために長い列に並ばなければならない。そして編集部の容赦ない記事催促をかわしつつ、プレスルームに常設されているパンとコーヒーだけを栄養源として、ゾンビのようにフラフラと会場を歩き回るのだ。

 しかも場所はラスベガス。エンターテイメントの街だけに、誘惑が多い。ほとんどのホテルにはカジノが併設されているし、イリュージョンだの、絶叫マシンだの(ホテルの中にもある)、美味しい中華料理店だの、魅惑的な施設やイベントがてんこ盛り。しかし、たとえ誰かが誘ってくれても、「これから記事を書くので……」と丁重に、そして断腸の思いで断るしかない。それが随時更新のWebメディアの悲しさだ(でも、ホワイトタイガーは見たことがある)。

 ちなみに、元同僚のある記者は、CES取材の折にカジノにハマり、あっという間に1000ドル以上を吸い込まれたらしい。しかも、同行したライターに借金までしてスロットを続けたというから強者だ(もちろん負けた)。

 そんな大変な思いをしながら書いているCESリポート。今年もいっぱい読んでください。

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