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リコー、光学5.7倍ズームを備えた薄型コンパクトデジカメ「Caplio R30」

» 2006年01月10日 17時30分 公開
[ITmedia]

 リコーは1月10日、厚さ26ミリのコンパクトなボディに光学5.7倍ワイドズームレンズを搭載したデジタルカメラ「Caplio R30」を発表した。1月20日に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では4万3000円前後になる見込みだ。

photo 厚さ26ミリのコンパクトなボディに光学5.7倍ワイドズームレンズを搭載した「Caplio R30」。ボディカラーはゴールド

 昨年11月に登場した「Caplio R3」の姉妹機。レンズ収納時にレンズ群の一部を鏡胴外に逃がすことでコンパクト化を図る「リトラクティングレンズシステム」をさらに発展させた「ダブルリトラクティングレンズシステム」により、コンパクトな筐体に5.7倍ズームレンズを搭載している。焦点距離は、35mm判カメラ換算で28〜160mm。広大な風景や室内でのワイド撮影から、被写体に迫った迫力ある望遠撮影まで幅広く対応できる。

 CCDは有効513万画素。静止画はVGA(640×480)サイズから、最大2592×1944ピクセルまで5段階の解像度で撮影できる。画像処理システムにはCaplio R3/GX8などと同じく「スムースイメージングエンジン」を搭載しており、AVI形式(Open DML Motion JPEG フォーマット準拠)の動画撮影も行える。液晶は2.5インチで、再生時には12枚の写真を一度に表示可能。また前後の写真を確認しながら送り/戻しできる3画面表示機能もある。

 Caplio R3と同じく、最短1センチまでのマクロモードも搭載するほか、焦点距離を被写体に最も近く、かつ大きく撮影できる位置に自動設定する「ズームマクロ」を備えた。また、斜めから撮影した画像を正面から撮影したように補正する「ななめ補正機能」も採用。撮影時の構図に基づいて特徴的な四辺形を画像から自動的に抽出し、それを長方形に補正する独自アルゴリズムにより、斜めから撮影した画像をあたかも正面から撮影したように補正することが可能だ。たとえば、黒板やOHP、時刻表、看板などの被写体を正面から撮影できないときに利用できる。

 記録メディアはSDカードだが、本体にも26Mバイトのメモリを内蔵している。外形寸法は、95(幅)×53(高さ)×26ミリ。重量は約135グラム(バッテリー、SDカード含まず)。付属のリチャージャブルバッテリー(DB-60)で約330枚の撮影が可能だ(CIPA基準)。

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