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全米でベストセラーになったクレア・クックの同名小説を、2度のエミー賞に輝くゲイリー・デイビッド・ゴールドバーグ監督が映画化。出会い系サイトで知り合ったバツイチ同士の男女のナイーブな恋愛模様をハートフルかつコミカルに描き出す。
8カ月前に離婚した30代半ばの幼稚園の先生、サラ(ダイアン・レイン)。家族は、恋に臆病になり8カ月も恋人がいないサラを心配し、当人以上に恋人探しに躍起になる。作戦の指揮を執るのはサラの姉、キャロル(エリザベス・パーキンス)と妹のクリスティン(アリ・ヒリス)、男やもめの父、ビル(クリストファー・プラマー)の3人。父の提案によって、キャロルとクリスティンは、サラに成りすまして出会い系サイトに「グラマー、官能的、色っぽくてユーモア抜群。当方、星の下で夜を過ごす特別な殿方を求むDWF(離婚した白人女性)。愛犬家に限る」という、そそる内容でプロフィールを登録。
過激なプロフィールは反響を呼び、サラは様々な相手とデートを繰り返すが、まともな相手が現れず散々な目にあう。そんな中、スマートではないものの、どこか不思議な魅力を持つ手作りボート職人のジェイク(ジョン・キューザック)と知り合い、デートすることに。同じバツイチのジェイクと心の傷を慰め合ううちに、彼に惹かれていくサラ。ところが、園児の父親でセクシーなボブ(ダーモット・マローニー)の存在も気になり始めて……。
主演は「トスカーナの休日」「運命の女」のD・レインと「アドルフの画集」「ハイ・フィデリティ」のJ・キューザック。2人のユーモアたっぷりの洗練されたセリフも楽しめる。共演は「ベスト・フレンズ・ウェディング」のD・マローニー、「ビッグ」のE・パーキンス、「インサイダー」のC・プラマー。
ちなみに原題の「Must Love Dogs」は、出会い系サイトの条件にある「愛犬家に限る」から。邦題はその出会い系サイトのサイト名を和訳したもの。
一般的に、年齢を重ねるほど恋に臆病になりますよね? それは経験を重ね、人生の酸いも甘いも味わったおかげで、傷つきたくないという思いが先行してしまうから。結婚は人生の墓場、永遠の愛なんて存在しない、なんてことを骨身にしみた大人たちが、それでも新しい恋に踏み出していく姿は、見ていて微笑ましいものです。逃げ腰にならなければ、いくつになっても恋はできます。そんなことを感じさせてくれるラブ・コメディの佳作です。
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/mustlovedogs/(公式サイト)
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