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1秒ですぐ撮れる“秒撮”DVDビデオカメラ――日立、新DVDカムWooo(1/2 ページ)

» 2006年01月20日 16時13分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 日立製作所は1月20日、DVDビデオカメラ“DVDカム”の新製品3モデル「DZ-GX3300」「DZ-GX3200」「DZ-GX3100」を発表した。価格はオープン。2月上旬から順次発売する。DZ-GX3300はプレミアムシルバーとクリスタルブラックの2色を用意、DZ-GX3200/DZ-GX3100はシルバーのみ。

  発売時期 市場想定価格
DZ-GX3300(S) 2月下旬 12万円前後
DZ-GX3300(B) 3月中旬 12万円前後
DZ-GX3200 2月上旬 10万円前後
DZ-GX3100 2月上旬 9万円前後
photo DVDカム「DZ-GX3300」のクリスタルブラック(左)とプレミアムシルバー(右)
photo 「DZ-GX3200」(左)と「DZ-GX3100」(右)

 昨年からDVDビデオカメラの市場が急成長している。2002年に世界で初めてDVDビデオカメラを市場投入したパイオニア的存在の同社だが、「2006年度は国内では2台に1台(55%)、世界市場でも3台に1台(30%)がDVDビデオカメラになる」(同社デジタルメディア事業部 萩本教夫副事業部長)と、この市場の成長はまだまだ拡大すると見ている。

photo 急成長するDVDビデオカメラ市場

 DVDビデオカメラの魅力は、撮影したディスクをDVDプレーヤー/レコーダーですぐに観れるという手軽さ。だがその一方で、従来のDVカメラに比べて撮影可能までのスタート時間が遅いという不満があった。

 今回の新製品は、瞬時に撮影可能状態になる「秒撮」モードを搭載。秒撮ボタンを本体に装備し、電源を切る代わりにこの秒撮ボタンを押しておくことで、次の撮影時に約1秒で撮影スタートできるという。発表会では、新製品と従来機とで撮影可能状態になる時間を比較するデモも実施。新製品は1秒でスタートするが、従来機は5秒かかっていた。

photo 本体上部に搭載した秒撮ボタン

 決定的なシーンを逃さないというコンセプトは、動画だけでなく静止画でも提案。録画した動画の中の決定的シーンを静止画として切り出せる「静止画キャプチャー」機能を搭載した。切り出した静止画はSDメモリーカードに記録し、SDメモリーカードを経由でフォトプリンタで印刷できるなどPCレスでの写真印刷も行える。

 最上位モデルのDZ-GX3300には1/3インチ総画素数331万画素の高解像度CCDを採用。静止画撮影では有効305万画素を使った高精細な写真(2016×1512ピクセル)が撮れる。DZ-GX3200は1/3.6インチ総画素数212万画素CCD、DZ-GX3100は1/5インチ総画素数133万画素CCDをそれぞれ採用した。動画も静止画も高画質に撮影できる高画質画像処理回路「ピクチャーマスター for DVDカム」を搭載。画質の向上と低消費電力化を実現している。

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 DVDマルチドライブの採用でDVD-RAM/-Rの記録・再生に加えてDVD±RWの記録・再生にも対応。またSDメモリーカードスロットも備え、静止画をSDカードに保存できる。ベアディスク(カートリッジレス)対応ドライブにより本体を小型化することができ、DZ-GX3100ではサイズが48(幅)×86(奥行き)×121(高さ)ミリ・重さ約495グラム(撮影時)と小型サイズに仕上がっている。

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