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ソニー、CMOS採用4メガ静止画のDVDハンディカム

» 2006年01月23日 15時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングは1月23日、8センチDVDを記録メディアに採用したDVDビデオカメラ“DVDハンディカム”2機種「DCR-DVD505」「DCR-DVD405」を発表した。3月3日から発売する。価格はオープンで市場予想価格はDCR-DVD505が13万5000円前後、DCR-DVD405が11万5000円前後。

 昨年1月に発表したDVDハンディカム「DCR-DVD403/同203」の後継機種。メモリースティックDuoスロットを新たに搭載し、静止画の記録先をメモリースティックとDVDとに選択できるようになった。ピクトブリッジに対応してUSB経由で対応プリンタへ直接印刷できるほか、動画同様に静止画でも16:9の撮影が可能になるなど、静止画機能が強化された。

 また、取り込みからDVDライティングまで行えるソフト(Nero Express 6)を同梱。12センチDVDへのダビングまでが1つのソフトで可能になった。

 再生機能では、本体と液晶ディスプレイのタッチパネル内に「見る」(再生)ボタンを新設。最短で2タッチで再生が可能となり、DVDならではの「撮ってすぐ見る、見てすぐ撮る」がより簡単に行えるようになった。

「DCR-DVD505」

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 DCR-DVD505は新開発「クリアビッドCMOSセンサー」を搭載。スミアレスでワイドダイナミックレンジなどCMOSセンサーの特性を生かしつつ、コンパクトモデルでは難しかった「高感度」と「高画素静止画記録」を両立した。1/3インチ総画素数210万画素のCMOSセンサーは独自画素配列によって1画素あたりの面積を拡大。光をより多く取り込むことで高感度撮影を可能にしている。

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 最低被写体照度は6ルクスで、暗所でもノイズの少ない明るく美しい撮影が可能。画像処理エンジン「新エンハンスド イメージング プロセッサー」による高速処理で、記録画素数400万画素の静止画撮影も行える。

 また、動画撮影中でも最大300万画素の静止画の同時記録が可能(4:3で300万画素、16:9で230万画素の静止画記録)。動画撮影時に本体上のフォトボタンを押すことで1度の動画撮影中に3枚まで静止画の記録が行える。

 スポーツシーンや生きものなどの観察に便利な「なめらかスロー録画」機能も新たに搭載。通常撮影の4倍のコマ数となる240フィールド/秒で最長3秒間撮影することができ、3秒のシーンを通常撮影と同じコマ数となる12秒(60フィールド/秒)で再生することで、肉眼では捉えられないような早い動きがなめらかなスローモーション映像として楽しめる。

 液晶ディスプレイには大画面3.5インチのワイドサイズモニターを搭載。液晶パネルには高輝度/広色域な同社独自の「クリアフォト液晶プラス」を採用した。

 レンズは光学10倍のCarl Zeiss「バリオ・ゾナーT*」を採用。サイズは66(幅)×90(奥行き)×147(高さ)ミリで重さは約540グラム(本体のみ)。ドルビーラボラトリーズの「ドルビーデジタル5.1クリエーター」をハードウェア機能として搭載。本体内蔵マイクで、DVDメディアに直接5.1chサラウンド音声を録音することができる。

「DCR-DVD405」

 DCR-DVD405は1/3インチ総画素数331万画素CCDを搭載。動画は有効206万画素(16:9時)を使って撮影できるので、従来方式と比べて高画質なワイド撮影が行える。静止画時の有効画素は305万画素。

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 レンズは光学10倍のCarl Zeiss「バリオ・ゾナーT*」を採用。サイズは66(幅)×90(奥行き)×143(高さ)ミリで重さは約510グラム(本体のみ)。ドルビーラボラトリーズの「ドルビーデジタル5.1クリエーター」をハードウェア機能として搭載。本体内蔵マイクで、DVDメディアに直接5.1chサラウンド音声を録音することができる。

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