富士写真フイルムは1月26日、ISO1600の高感度撮影に対応する「キレイな高感度」シリーズの新製品として、コンパクトボディに3型全面液晶モニター搭載のデジタルカメラ「FinePix V10」を発表した。発売は3月上旬の予定で、価格はオープンプライス。店頭では4万5000円前後になる見込みだ。
第5世代の「スーパーCCD ハニカムV HR」と「リアルフォトエンジン」を搭載。独自の「ダブルノイズリダクション」方式により、高感度撮影時のノイズを低減することにより、手ブレ・被写体ブレを抑えつつ、室内や暗いシーンでもノンフラッシュで撮影できるという。記録画素数は、最大2592×1944ピクセル(504万画素)。
光学ズームは、35ミリ判換算で38〜130ミリ相当の3.4倍。ナチュラルフォト/ナチュラルフォト&フラッシュ2枚撮り/人物/風景/スポーツ/夜景という6種類の撮影モードを備える。また、一度シャッターを押すだけで、ノンフラッシュ撮影とフラッシュ撮影の2枚を連続して記録できる独自の「高感度2枚撮り」機能も新しい。
背面のほぼ全面を覆うモニターは、3インチサイズで約23万画素の低温ポリシリコン液晶。大きな画面を生かし、撮った画像をカメラが自動的に拡大してピントの確認が行える「画像拡大チェック」機能や、画像の検索に使える30コマ再生などの機能を利用できる。さらに、撮影したお気に入りの画像を使ってパズルなどが楽しめるゲーム機能も新たに備えた。
外形寸法は、83(幅)×63.5(高さ)×23.3(奥行き)ミリ。撮影時の重量は、バッテリーやxD-Picture Cardを含めて約175グラム。付属のリチウムイオンバッテリー(NP-40)で、約170枚の撮影が可能だ(CIPA規格準拠)。
製品パッケージには、バッテリーや専用USBケーブルのほか、処理速度の向上など機能アップが図られた画像閲覧ソフトの新バージョン「FinePixViewer Ver.5.1」が付属する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR