日本ビクターは1月27日、デジタルハイビジョンチューナー搭載のDVDレコーダー2機種を発表した。家庭用ハイビジョンビデオカメラに対応するHDV入力(i.LINK)を備え、720pと1080iの両方をサポートした。2月上旬発売予定で、価格はオープン。店頭では、400GバイトHDD内蔵の「DR-HD400」が17万円前後、250Gバイトの「DR-HD250」が15万円前後になる見込みだ。
同社初のデジタルハイビジョン対応DVDレコーダー。地上/BS/CSの3波対応デジタルハイビジョンチューナー×1と地上波アナログチューナー×1を搭載し、HD映像をそのままのクオリティでHDDに録画できる。もちろんハイビジョン録画した番組をSD画質にダウンコンバートしてCPRM対応のDVD-R/DVD-RWディスクへダビング/ムーブすることも可能だ。
録画モードは、TS記録のほか、MPEG-2 VR記録の「XP/SP/LP/EP」各モードと、ビットレートをマニュアル設定できる「MN」モード(MN65〜MN1、65ステップ)を用意した。映像DACは、10bit/54MHz(480p)と10bit/74.25MHz(HD用)。音声DACは24bit/192MHz。アナログ放送用のEPGは「Gガイド」を採用し、スポーツ延長や連続ドラマに対応して録画時間を自動調整する機能も備える。
映像出力は、HDMI端子×1系統、D4端子×1系統とS端子/コンポジット×1系統。映像入力はS端子/コンポジット×2系統。HDMI端子では、DVDやアナログ放送信号をハイビジョン解像度へアップコンバートして出力できる。このほかに光デジタル音声出力やi.LINK端子などを備えた。
i.LINK端子は、前面と背面に各1ポートずつ。MPEG-2 TSの入出力およびHDV/DV入出力をサポートしており、HDDに録画したデジタルハイビジョン番組をそのままのクオリティでD-VHSなどへダビングやムーブ(コピーワンス番組)できるほか、家庭用デジタルハイビジョンカメラで撮影した映像をそのままの画質でHDDにダビングすることも可能だ。HDV入力は、720pと1080iの両方をサポートしている。
このほか、電源OFFの状態から約1秒で起動し、録画や再生、EPGなどの表示が行える「快速スタート」、リモコンのボタン1つで操作方法のアドバイスを表示する「お助けガイド」、深夜など本体を使用しない時間帯にダビング作業を行える「ダビング予約」といった機能を備えている。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
製品型番 | DR-HD400 | DR-HD250 |
---|---|---|
HDD容量 | 400Gバイト | 250Gバイト |
DVDドライブ | DVD-R(CPRM対応)、DVD-RW、DVD+R/+RW(再生のみ)☆2☆ | |
チューナー | 地上/BS/CSデジタル×1、アナログ地上波×1☆2☆ | |
EPG | デジタル放送EPG、G-Guide(アナログ放送)☆2☆ | |
外部入力 | S端子/コンポジット×2☆2☆ | |
外部出力 | HDMI×1、D4×1、S端子/コンポジット×1、i.LINK×2、光デジタル音声出力×1☆2☆ | |
外形寸法 | 430(幅)×335(奥行き)×68(高さ)ミリ☆2☆ | |
重量 | 5.1キロ | 5キロ |
店頭予想価格 | 17万円前後 | 15万円前後 |
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