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RfStream、地上デジタル/アナログ両対応のシリコンチューナーを開発

» 2006年02月10日 20時39分 公開
[ITmedia]

 ピクセラ関連会社のRfStreamは2月8日、地上デジタル・アナログ両放送波対応のシリコンチューナーモジュールを開発したと発表した。

photo TW-1000シリーズ

 開発されたシリコンチューナーモジュール「TW-1000シリーズ」は、独自チューニングアーキテクチャと回路技術により世界各国の地上デジタル/アナログ放送を受信可能としている。

 地上デジタル放送は、日本のISDB-T(フルセグメント、ワンセグ、デジタルラジオの1/3セグメント)、米国のATSC、欧州のDVB-T、C、韓国のKDMB-Tなどの各放送波、地上アナログ放送はNTSC、PAL、SECAMの各放送波に対応する。

 主な想定用途は、低消費電力が求められる車載機器、薄型TV、ポータブルDVDプレーヤーなど。TW-1000シリーズ第1弾となる「TW-1000ST」は、本体サイズ16(幅)×16(奥行き)×2.05(高さ)ミリ、デジタル/アナログ放送受信時の消費電力は双方210ミリワットと、2006年2月現在、最小クラスのサイズと最低クラスの消費電力を実現する。

 RfStreamは、ピクセラ、富士通、日立メディアエレクトロニクス、エフエム東京ほかによる共同出資会社。ピクセラ製のPC向け地上デジタルチューナーはシャープ製デスクトップPC「Mebius TX PC-TX100K」などに採用されている。

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