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「トリプルX」で一躍スターの仲間入りを果たしたヴィン・ディーゼルが初のコメディに挑んだ全米1億ドル突破の大ヒット作。
キャプテン・ウルフ率いるアメリカ海軍特殊部隊、ネイビーシールが誘拐された科学者、プラマー教授の救出に出動。ミッションは成功したかのように思われたが、その直後、教授が何者かに殺され、彼が開発した核発射阻止プログラム“ゴースト”が行方不明に。2カ月後、屈辱感にさいなまれるウルフに新たな任務が下された。それは、“ゴースト”が保管されているかもしれないスイスの銀行にプラマー未亡人が行っている間、留守番の5人の子供たちのハウスキーパーとなって家を警備すること。思春期の長女、愛想のない長男、おませな次女、ダンスを踊って見せないと寝ない甘えん坊の次男、ウンチが強烈に臭い赤ん坊、そしてすぐ耳に噛み付くペットのカモ。頼みのベビーシッターにも逃げられ、ウルフは初めての家事と育児にヘトヘト。海軍仕込みのスパルタ教育で問題児たちを管理し、主導権を握ろうとするが、彼らも負けてはいない。容赦ないイタズラ攻撃に、ウルフの悪戦苦闘の日々が続く。そんな中、謎のニンジャ軍団が現れて……。
かつてアーノルド・シュワルツェネッガーは「ツインズ」に、シルベスター・スタローンは「オスカー」などに出演したように、マッチョスターがイメージを一新しようとコメディに挑戦するのはよくあること。ヴィン・ディーゼルが予想以上の早さで方向転換を試みたのには少々驚きだが、これがハマリ役。スキンヘッドで、オムツ替えなどに四苦八苦するトホホな姿が笑いを誘い、また家族の温かさを知らなかった彼が父性愛に目覚めていく過程にはちょっぴり感動も。
「ウェディング・プランナー」「女神が家(ウチ)にやってきた」のアダム・シャンクマン監督らしいハートウォーミングな作品。アットホームなドタバタと、ディーゼルのアクション、名作「サウンド・オブ・ミュージック」へのオマージュなど、家族そろって楽しめる1本。ちなみに原題の「THE PACIFIER」は、“おしゃぶり”という意味。
日本語吹替版は人気お笑いコンビ、ガレッジセールが参加。ゴリはウルフに挑戦。一方、相方の川田はペットのカモに扮し、グワッグワッと見事な鳴き声を披露している。
関連サイト:http://www.movies.co.jp/captainwolf/(公式サイト)
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