インデックス表示は、従来の「オールインデックス」「日付インデックス」だけでなく、「イベントインデックス」にも切り替えが可能だ(動画モードのみ)。これは撮影したファイルをジャンルで分類するもので、撮影時に各ファイルへイベントアイコンを割り当てておく(撮影後の割り当て・変更も可)。アイコンは旅行/運動会/結婚式/パーティー/ビジネスなど、全30個が用意されている。
使い勝手の面では、起動時間が短縮された。「GZ-MC500」では約11秒、「GZ-MG70」では約7秒かかっていたが、「GZ-MG67」では電源を入れて約4秒で撮影が開始可能となる。ほかに細かい点では、録画/静止画ボタンが半円形になり、以前よりも押しやすくなった感じだ。
撮影品質は、やはり「GZ-MG70」に近いが、映像がやや締まり、色合いも自然になった印象。静止画も傾向は同じだが、こちらはほんの少しだが「GZ-MG70」のほうが明瞭だった感じはする(まったく同じ条件でテストしたわけではないので、確実とはいえないが)。いずれにせよ、動画・静止画ともに、気軽に持ち運べるサイズの製品としては、十分に実用に堪えうるレベルの品質を提供している。
今回は残念ながら「専用DVDライター」は試用できなかったのだが、基本的には、USB接続を行い、本体のメニューでファイルやプレイリストを選択して実行というシンプルな流れで、DVD作成ができるようだ。メディアはDVD-RとDVD-RWに対応し、記録はVIDEOモードで行われる。
問題は、「GZ-MG67/77」では従来のEverioと同じく、編集機能がプレイリスト登録のみで、シーンの分割や一部削除といった編集機能がない点だろうか。そのため、撮影した映像はファイル単位でしか保存できず、ファイル内の前後といった不要な場面もそのままDVDへ記録するしかない。あくまでPCを使わずに、ビデオカメラ本体だけで編集・保存をすませたいなら、編集機能の充実したDVDカメラのほうを選んだほうがいいかもしれない。
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