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「iPod Hi-Fi」を早速使ってみたレビュー(1/2 ページ)

» 2006年03月06日 13時54分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 アップルコンピュータとしては初の本格的オーディオ製品、「iPod Hi-Fi」が3月1日に販売開始された。アップルストア銀座店での様子はすでに紹介したが、早速現物を入手したので、どのようなサウンドを奏でるのかレビューしてみたい。

photo iPod Hi-Fi

“アップルらしさ”のあるパッケージ

 まず驚かされるのがパッケージの大きさ。実測してみたところサイズは490(幅)×260(高さ)×210(奥行き)ミリで、重さもそれなりにある。箱にはハンドルが設けられており、アップルストアなどで購入後にそのまま持ち帰ることもできるが、帰宅時間が長いとちょっとつらそうだ。

photophoto かなり重量感のあるパッケージ(左)。iBookのパッケージと並べてみた(右)

 パッケージを開けると目に飛び込んでくるのが「Designed by Apple in California」と書かれた黒い小箱。この小箱の中には電源ケーブルと、さらに小さな箱が入っており、こちらにはApple Remoteと各種iPodを装着するためのDockアダプタが入っている。パッケージングは非常に洗練された印象で、いい意味で電化製品らしくない。iPodやiBookにも共通するパッケージデザインといえ、こうした見せ方は同社の得意とするところだ。

photophoto パッケージを開けると「Designed by Apple in California」と書かれた小箱(左)、Apple RemoteとDockアダプタ(右)

 iPod Hi-Fiの本体サイズは432(幅)×175.3(奥行き)×167.7(高さ)ミリ、6.6キロ(本体のみ)。左右にはハンドルが設けられており、気軽に持ち運ぶこともできる。本体上部中央にUniversal Dockを備えている。パッケージには10種類のDockアダプタが付属しており、第3世代の10Gバイトモデルから第5世代の60Gバイトモデルまで(iPod miniとiPod nanoを含む)、すべてのDockコネクタを備えたiPodが装着可能だ。

photophoto 中央のUniversal Dock(左)、ハンドル(右)

 本体前面のサランネットは取り外し可能で、取り外すと80ミリのワイドレンジドライバと130ミリのスーパーウーファー、バスレフポートが姿を現す。背面にはAC入力と3.5ミリのアナログ/光デジタル兼用入力端子を備えている。このAC入力はコードを差し込むとコードが少し飛び出してしまい、壁にピッタリくっつけて設置することができない。全体としてはiPodと共通するスッキリしたデザインだけに少々残念だ。背面の電池ボックスに単一形乾電池×6本をセットすることで乾電池駆動も可能だ。iPodの充電機能も備えており、乾電池駆動時でも充電は可能となっている。

photophoto サランネットは取り外し可能
photophoto 電池ボックス(左)、AC入力を使用すると壁にピッタリとくっつけることができない。少し残念(右)
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